シュターフェンドルフ大佐の懐中時計時計マニアの間で久しく噂になっていた逸品が、とうとうオークションに出品される。もちろん、手が出せるようなものではないが、メディアを通してなど、ひと目拝めるだけでも有り難い。願わくは、落札者が博物館や美術館など、のちに展示を大いに期待できる機関·施設であらんことを。たとえ個人蔵となる場合でも、展覧会等への貸し出しに厚意を示される御仁であらんことを。