もちろん主食は人の生血です。
けれど、吸血鬼とは呼んでほしくはありません。鬼ではないのです。史実上のドラキュラと同様に人間です。また、吸血虫とも呼んでほしくはありません。蚊でも蛭でも寄生虫でもないのです。ただ、吸血厨であることは確かです。いま現在、中2の春と夏を謳歌し、豊穣の秋を満喫している真っ只中なのですから。
まだちょっと先のことになりますが、3年の夏の大会、最後にノーサイドの笛を聞いたら、部活とともに吸血厨も引退しなければなりません。それから先の将来を見据え、吸血モードから献血モード(場合によっては瀉血モード)への切り替えをスムーズに行うために、ちょうど世のありがちな中3がタバコをやめようとニコレットなど禁煙補助商品に縋るのと同じように、私はわりと早めに中2の始業式の日からトマトジュースを飲んでいます。もしかしたら、今ではもう血よりトマトジュースの摂取量のほうが多くなっているかもしれません。
余談になりますが、そんな私には事あるごとに使い回している自虐ネタがあります。昔からある定番ジョークの焼き直しですが、ふつうの人間が無防備にトマトジュースをストローでチューチューやっているのを見て、その首すじに喰らいついて生血をごちそうになればよいものを、ジュースのほうを奪い取って無我夢中で吸いはじめる、そんな本末転倒をよくやらかすようになりました。きっと禁血・節血の努力とトマトジュースの愛飲、払拭しきれないバンパイアの習性がせめぎ合ってパニックになるせいでしょう。
モードチェンジのサポートには、ありがちなトマトジュースのほか、知り合いのバンパイアには蚊をたくさん集めて血をピンハネするヤツ、蚊を手なづけて、鵜飼いや鷹匠のように、人の血を吸わせては収奪するヤツもいたりします。イメージとしては意外かもしれませんが、コウモリは使いません。そもそも‘使えねー奴ら’なのです。使い勝手なら、まだ蛭のほうが未知の可能性を秘めています。もし自分が大学、大学院に行けたなら蛭にAIを組み込んで、吸血真っ盛りの後輩バンパイアを相手に商売を始められたら…などと、いまだ厨二らしい妄想を無駄に迸らせていたりします。
他方、どこの世界も似たようなもので、それを笑うヤツらも当然います。コイツらに対しては容赦なく血を吸ってやります。バンパイアどうしの共食いならぬ共吸いです。この話はかなりディープになるので後日また…。
けれど、吸血鬼とは呼んでほしくはありません。鬼ではないのです。史実上のドラキュラと同様に人間です。また、吸血虫とも呼んでほしくはありません。蚊でも蛭でも寄生虫でもないのです。ただ、吸血厨であることは確かです。いま現在、中2の春と夏を謳歌し、豊穣の秋を満喫している真っ只中なのですから。
まだちょっと先のことになりますが、3年の夏の大会、最後にノーサイドの笛を聞いたら、部活とともに吸血厨も引退しなければなりません。それから先の将来を見据え、吸血モードから献血モード(場合によっては瀉血モード)への切り替えをスムーズに行うために、ちょうど世のありがちな中3がタバコをやめようとニコレットなど禁煙補助商品に縋るのと同じように、私はわりと早めに中2の始業式の日からトマトジュースを飲んでいます。もしかしたら、今ではもう血よりトマトジュースの摂取量のほうが多くなっているかもしれません。
余談になりますが、そんな私には事あるごとに使い回している自虐ネタがあります。昔からある定番ジョークの焼き直しですが、ふつうの人間が無防備にトマトジュースをストローでチューチューやっているのを見て、その首すじに喰らいついて生血をごちそうになればよいものを、ジュースのほうを奪い取って無我夢中で吸いはじめる、そんな本末転倒をよくやらかすようになりました。きっと禁血・節血の努力とトマトジュースの愛飲、払拭しきれないバンパイアの習性がせめぎ合ってパニックになるせいでしょう。
モードチェンジのサポートには、ありがちなトマトジュースのほか、知り合いのバンパイアには蚊をたくさん集めて血をピンハネするヤツ、蚊を手なづけて、鵜飼いや鷹匠のように、人の血を吸わせては収奪するヤツもいたりします。イメージとしては意外かもしれませんが、コウモリは使いません。そもそも‘使えねー奴ら’なのです。使い勝手なら、まだ蛭のほうが未知の可能性を秘めています。もし自分が大学、大学院に行けたなら蛭にAIを組み込んで、吸血真っ盛りの後輩バンパイアを相手に商売を始められたら…などと、いまだ厨二らしい妄想を無駄に迸らせていたりします。
他方、どこの世界も似たようなもので、それを笑うヤツらも当然います。コイツらに対しては容赦なく血を吸ってやります。バンパイアどうしの共食いならぬ共吸いです。この話はかなりディープになるので後日また…。