最初は何の話か分からなかった。

23区から品川区を外して大田区と港区に吸収するという話らしい。

その話も、一部のマニアで盛り上がっているゲームの話で、領地争いを23区でやり合う類いのもの。
ゲーム参加者はバーチャルにどこかの区民として登録し、「区税」を支払う。1アクセスにつき100円から(100円以上10円単位で任意の額)。金額に応じて発言権と領地裁量権が付与される。これは実際にも区民税としてその区の税収になる。たとえば、実際には北海道民でも新宿区民として登録し、「区税」を支払った場合、リアルではふるさと納税と見なされる。

(品川区紛争以前の主要事件:運営パネルの戦況アーカイブからのピックアップ)
・北区を二つに分割して北北区と南北区にすることを巡るバトルが繰り広げられていたらしい。もちろん北北区や南北区は仮称で、分割後の名称をどう付けるかについてもブランチバトルが展開されたという。ちなみに現在のところは赤羽区と田端区に落ち着いている。
・中央区は銀座区と改称されている。

(品川区紛争)
品川区解体の主流派は、大田区と港区への分割を唱えているが、それがまた大田区(再)分割論の種火にもなりつつある。(再)とカッコに入れているのは、このゲーム上では初めて分割論が出たが、「再」を付けるのはリアルの話で大田区はもともと大森区と蒲田区が合併してできたという経緯を踏まえてのこと。

大田区も(再)分割して、大森区と分割された品川区を統合して大川区とし、(旧)蒲田区地区は(改めて)蒲田区とする構想がある。品川区存続派が大田区を巻き込んで、大川区では主流派に収まろう魂胆がうかがえる。品川区存続派以外は最初から大田区分割は論外とし、大田区の拡張を是認している。

なお、まだ少数派ながら勢力を拡大している流れに台場区新設派、練馬区4分割派もあるらしい。さらに、特別区から離脱して独立エリア「町」を標榜する急進派も台頭してきている。田町、有楽町、神田神保町、小川町、御徒町、兜町、歌舞伎町、信濃町の各派で、料金・税収システムの改革をも主張している。ゲーム参加料を「区税」ではなく「エリアタックス」と称し、実際の収納先も区民税ではなく、いったん都税として納められ、独立エリア連合特別会計に配分されるよう条例改正を求めている。ただ、永田町は千代田区派の主流派をなすためか、独立エリア連合には参加していない。