駅前のドトールに行ったら、高齢の男性数人がサンドイッチを怒涛のようにむさぼっていた。
早食い対決でもやっているのだろうか? 一人もコーヒーやドリンクを飲んでいないからなおさらそう見えたりする。

キモいので注文しないですぐ出た。近くにベローチェがあるからそこでもいい。
うわ~、まただ。ここもキモい早食い対決会場と化していた。もちろんすぐ出た。

まだこの先にエクセルシオールがある。そこでも、まあよかろう。
…よくなかった。目がテンになった。ここもヤツらのキモいオーラで汚染されていた。

仕方なく線路沿いを少し離れたところにあるタリーズへ。…案の定ここも。自動ドアが開ききる前に、店を離れる。いわゆるテンドンというやつ、もはやコント。

ウ~ン、線路を跨いだところになるがスタバに向かう。あそこならキモ軍団が駐留している可能性は低いが、また別系統のキモい輩が巣くっているのを覚悟しなければならない。

うーん、ここはいなさそう…。げっ! いないことはいないが、どうやら少しまえまでいた形跡が目に入ってきた。
ひどい食い散らかしようの店内をバイトらが片づけていた。ブツはサンドイッチではないだろうが、よくあんな散らかしっぷりができたものだ。ふだんやらない仕事だからか、いかにも迷惑そうな顔でやっている。キモい残骸と迷惑顔に気分を害して、ここも秒速で脱出する。

それにしても何の集まりだ? これだけテンドン状態は偶然ではありえない。俺に対する嫌がらせのフラッシュモブか? でなければ、身の毛もよだつ怪奇現象だ。そうか、高齢者に見えたのはもう亡くなった人の亡霊だったのか。いや、たとえそうだとしてもテンドン状態の説明がつかない。
……本当に町ぐるみでとか、老人会とかが高齢者限定のサンドイッチ早食い大会でも開催しているようにも思える。
あとは、団体ツアーがなにかの手違いで食事場所を確保できていなくて、軽食でもかろうじて食事のできる店ならどこでもと手当たり次第に分散して詰め込まれたのかもしれない。
しかし、それだったらツアコンか代表者かがコンビニでいろいろ買い込んでバス内で食えばいい。
…ふと、赤毛組合の話を思い出した。シャーロック・ホームズもしくはコナン・ドイルなら赤毛組合の謎のように解いてみせるだろうが、たとえホームズが実在の人物だったとしても、こんなクソみたいな謎に興味をもつまい。