いつもきれいな花が
ひとつひとつのテーブルに
活けてある店だった。

店内の内装は古びていて
お世辞にもキレイとは言えないが
どことなく品があり、
落ち着いた雰囲気を演出していた。

そういうところが気に入ったのか
味そのものに惚れ込んだのか、
ほとんど毎日のように通って
ポークシチューかロールキャベツか、
そのどちらかばかりを注文していた。

そんな愛着のある店が
昨日の爆弾テロで
吹き飛んでしまった。