当初は白石と新井だからということで、
まんま、シライシアライで
落ちつくところでした。

でも、名字を並べるパターンって
もはや多くてデフレ気味。

ちょっとアレンジして、
シラ×アラとか、イシ・アラとか、
ちょっとコジャレてシライアとか、
思い浮かんだけれど、
どうもイマイチ感が濃厚、
イマニ、イマサン以下だと猛省。

相方が何かの機会に
高校のときにいろいろ世話になった
恩師に相談したら、
「オリタクシバ」とかいう
ワケわからん案をいただいた。
漢字を使えば「折りたく柴」と
書くらしい。

聞かされたこっちは「なんじゃそりゃ」
と罵声を浴びせた。
でも、内心、ワケわからんでも
ワケわからんなりにオモロいかも…
とも思った。

オリタクシバまんまじゃなくて、
例えば、降りたタクシーとか。
そういうふうに転がしてみたらいい。

コンビ名としては長ったらしいけれど、
かなりの人気・実力・知名度がある
「さ○ば青春○光」のように
10音を超えるコンビ名もある。

オリタクシバ
→降りたタクシー
→降りたタクシーしばいたれ
もとの「シバ」まで取り込んで
同じくらいの長さになったし、
ストーリー性も帯びた。
また、運よくそこそこ売れ出せば
長ったらしい名前は
ペットネーム風に省略名で呼ばれだす。
「降りたタクシーしばいたれ」なら
オリタクかオリシバあたりか…。
ただ、オリから始まるのは不吉だが、
こればっかりはファンや業界関係者の
意向の趨勢に委ねるしかない。

ところで、なんで白石と新井で
オリタクシバってなるの?

相方に聞いたら、
その恩師が言ったことを
ボイスレコーダーで録音したのを
聞かせてくれた。

…君たち、白石君と新井君が
コンビだと聞いたら、
教師なら真っ先に新井白石を
思い浮かべるものなんです。
新井白石くらいは覚えてい…
わるいわるい、もう覚えろなんて
教師ヅラして言わなくていいよね。
江戸時代は将軍綱吉の後、
家宣、さらには家継の補佐役として
活躍した旗本なんです。
政治的には正徳の治という改革を
実行した人物ですが、
文化的にも優れた随筆を
残しているんです。
それが『折りたく柴の記』なんです。
つまり、白石君と新井君で新井白石、
新井白石の名著で折りたく柴の記、
それで「オリタクシバ」を
君たちのコンビ名として
提案させてもらう次第です。

なるほど…。
でも、この先生に話をつけに行かないと。