試したくて腕がうずうずする。

親父にはもったいない。

使いこなす腕がない。

この太刀も血に飢えているのか、

刀身に妖しい光を躍らせている。

今宵あたり、夜風に当たらせに

持ち出してやろうではないか、のう。