ケチャップまみれのウインナーが
出てきた。
長いウインナーと短いウインナーが
十字に交差させてあった。

ギョッとして、実穂を見た。

ニコッと微笑んだ。
明日、あなたがそうなるから。
さよなら。

キャラ弁なんかではなかった。
呪いのワラ人形弁当だった。


近所で幼稚園も同じ、
双子の姉妹の子が亡くなっていた。
その家族も間もなく
遠くへ引っ越してしまった。

幼かったときのことを、
10歳離れた兄に電話で聞いた。


その夜、催眠術か何かで
誰かに操られるようにして
バスタブにケチャップを満たし、
ゆっくり浸かる俺自身の姿を
天井のほうから眺めていた。
俺の前前前世は忍者か?