自転車の乗ったまま、階段落ちして肋骨を骨折した。
救急車に乗っている間に脳裏に浮かんだプラン。

ヴァトーの代表作:シテール島の巡礼ほかから例証。
過去に行われた修復時のレポートを
各収蔵館から取り寄せ…

いや、なんなら、この救急車で美術館に行ってもらって…
なにやってんだ、すんげー痛いのに。

着きましたよ、と救急隊員。
ピーポーピーポーもピで切れた。

どこの美術館に着いたんだろう…、
と思ったところまで覚えている。

意識が戻ったときにはミイラみたいに
グルグル巻きにされていた。
顔までされていた。
これも一種のコスプレ、コスプレデビューだな。
おまけに点滴を替えにきたナースは
もちろん本物だが、コスプレの定番。
退院した暁には、すぐベルギーへ飛んで美術館巡り。そのときは髭男爵の衣装でキマリ。だがワイングラス片手にルネサンスは見ない。あくまでロココがメイン。なんならロコモコを持っていこう、場違いでもなんでも。本物はもたないから合羽橋でサンプル買って。

…アタマの中身までオカシクなった。
やばいやばい。

ロココ論文のプランを詰めていかないと時間がない。