村の人たち全員が一人一つずつ、玉手箱を持って開けようと待ち構えているところだった。
どうやらわたしの合図で開けることになっているらしい。
しかし、わたしは浦島でも太郎でもない。合図をしていいものかどうか…。
そこで長老らしき人が声を掛けてくれた。