我らがバカ探偵、巣木下ホーホケキョーにニセモノが現れた。こいつ自身がニセモノのくせに、更なるニセモノ、鼻下ウッキョッキョなるバカが巣木下の前に現れた。
同じバカにはちがいなかったが、探偵ではなかった。
わたくし、こういう者です。
巣木下に名刺を差し出した。
手書きだった。裏をみたらどこかの肉屋のチラシの一部だった。気に入った。