トップクラスを自認している●●氏。だが、公式大会での入賞実績がなかった。

ある日突然、所属していた競技協会から除名処分を食らった。
理由は雑誌インタビュー。「トップアスリート」として紹介されていたかららしい。自認してはいるものの、発言はあくまで謙遜に努めた。
見出しにあったトップアスリートの一語だけで経歴詐称と役員たちは判断。弁明の機会はおろか本人への査問も行わず、役員会で処分を決めた。

その後、●●氏は海外の市民参加型の競技会に一市民としてエントリーし、優勝してしまった。
それを知った協会役員たちは怒り狂ったが処分のしようがない。
役員をはじめ、以前から私憤を募らせていた会員50名ほどが機に乗じて徒党を組み、彼の自宅に押しかけた。