天ぷら添乗員、いま私のそばにいるのがそうです。
もちろん、私は天ぷらを揚げているところなんです。
揚げ方について、いろいろと
臨機応変にアドバイスしてくれます。
揚げ終わると、いつの間にかいなくなっている。
詳しいことはわからないが座敷わらしパターンの妖怪、なんだろう。

妖怪呼ばわりするのもなんだから、添乗員と見立てて、てんてんと韻を踏んだ。
ならば、試しにフライを揚げてみなくては。
いくらこっちの勝手でも天ぷら添乗員と呼んでいいか、揚げ物添乗員と呼んだほうがいいか、ちょっと検証しないと。いやいや、揚げ物見る者か。とにかく脚韻だが、さまになっちゃいない。フライで出てこないでくれよ…。