専務が社員ひとりひとりに持ってきてくれるお茶は、いつも茶柱が立っている。
裏千家の茶道をやっているらしいが彼のお茶マニアぶりは社内の雰囲気を和らげるとともに活力を高めているようだ。
月曜の朝礼のあと、社員ひとりひとりの席を回って茶を振る舞う。
世間話を交わしたり、時には身の上話をきいて回ることで、専務の月曜午前は終わる。
社員にはその日以降、次の月曜までに必ずいいことが起こると言われている。もちろん、気の持ちようということもある。逆にまた、専務の茶柱がそういう気を持たせ、モチベーションを高めるのもたしかだ。
午後の役員会議は、畳の広間で開かれ、彼は本式に抹茶を振る舞う。もちろん、茶柱は立てようがない。その代わり、毎回、和菓子屋にオーダーした茶菓子を出す。
そして、裏帳簿の更新内容が発表される。
裏千家の茶道をやっているらしいが彼のお茶マニアぶりは社内の雰囲気を和らげるとともに活力を高めているようだ。
月曜の朝礼のあと、社員ひとりひとりの席を回って茶を振る舞う。
世間話を交わしたり、時には身の上話をきいて回ることで、専務の月曜午前は終わる。
社員にはその日以降、次の月曜までに必ずいいことが起こると言われている。もちろん、気の持ちようということもある。逆にまた、専務の茶柱がそういう気を持たせ、モチベーションを高めるのもたしかだ。
午後の役員会議は、畳の広間で開かれ、彼は本式に抹茶を振る舞う。もちろん、茶柱は立てようがない。その代わり、毎回、和菓子屋にオーダーした茶菓子を出す。
そして、裏帳簿の更新内容が発表される。