自身の老いを自覚して気落ちするのも、この場合には好都合、かもしれない。
そう自分に言い聞かせ、立ち直ったフリをしてみる。
こんないい加減さも古株が定年まで勤め上げるための芸当かもしらん。カッコよく言えば、ベテランならではの自己管理術だな、うん。
勝手に気落ちして勝手に立ち直って勝手に納得する。
さあ、都心部から渋谷、新宿を経て、大久保、中野へとコインランドリー銀座へと突入だ。