警察関係の各研究所に特別に危機管理予算が下りるとの内示があったらしい。
もちろん、今回の事件を念頭に置いてのことばかりではないらしい。公安からすれば、ある団体の国政選挙への尋常ならぬ関与が過去のカタストロフィーを連想させられ、何かにかこつけてでも手を打ちたかったからなんだろう。
あのときと今回の選挙はまるでちがうってのに。公示のはるか以前から交代劇のチケットが完売になっていたじゃないか。
交代の意味があったのかわからんが、エライさんが余生を過ごすための民間警備会社の研究部門にもバラマキがあり、そんな御大層な組織なぞないという会社にも設立資金の優遇措置がほぼ決まるそうだ。
俺が探偵会社作っても、せいぜい歴代の署長クラスからご祝儀がいたたけるかどうかだってのに。