☆2021年 3月23日火曜日

 

       2013年の円空展

       2018年の 大縄文展  以来

       久しぶりの 上野の国立博物館。

 

       こんな社会状況なので

       特別展が開催されている 合間の

       常設展 の期間、

       庭園の桜 も 見ごろのようで

       観て見たかったので

       敢えて この時期 を選んで 

       頑張って ネット予約して 訪れました。

       

    

       「国立博物館」 は

       特別な企画の展示をして居なくても

       「常設展」 だけでも

       すんごいですから@@!!

      

       教科書に載っている 出土品 美術芸術品

       国宝 重要文化財が ズラリと並んでいます♪

       

   

       その中でも 私の この日のお目当ては

       庭園の桜!

       そして 刀剣 です!!

                刀剣 なんです!!!

 

       「刀剣乱舞」という 沼にズボリとハマったまま

       よくわからないまま あがいている 真っ最中です!!

       刀剣乱舞にハマった理由は ゲームからではなく

       また アニメでもなく 

       舞台化した 2,5次元と言われる舞台公演を

       観てからなのです。

 

       元々 観劇好き で 劇団スタジオライフや

       鈴木拡樹さん その他

       たくさんの男優さんの事が好きで

       鈴木拡樹さんの ファンクラブには

       お小遣いが足りなくて

       入会こそ しませんでしたが

       鈴木拡樹さんが 出演する舞台は なるたけ

       観劇して来たつもりです(^^;);

 

       そんな事で 鈴木拡樹さんの ファンなので

       鈴木さんが 三日月宗近役で 主演する 

       舞台「セリフ劇 刀剣乱舞」、

       を 観に行ったり ケーブルTVの 日テレ+で

       放送されたら 夫に邪魔されながらも

       観るようにして来ました。

 

       また 「ミュージカル刀剣乱舞」 の方には、

       元スタジオライフの荒木さんや

       パワフルな 大平峻也さんが

       ご出演しているので  これまた 観劇。

       

 

       そして ズボリとハマって しまいました( `ー´)ノ

       「セリフ劇 刀剣乱舞」も

       「ミュージカル 刀剣乱舞」も 大変人気となった

       舞台公演となってしまい、

       ミュージカル 刀剣乱舞 のキャストの皆様は

       年末の紅白歌合戦 にも出場するし

       どんどん シリーズ化されて

       公演数は 増えて行き、 新しい公演の度に

       登場するキャラクター は 増えて行きまして、

       それを 追っかけるように 私は 

       キャラクター・刀剣男子達を 

       演じる男優さんも含めて

       いろいろ検索している次第。

       そして 出来るならば 本物の刀剣も見てみたいな・・・♪

    

 

       歴史ある 刀剣・刀剣男子達(^^;) が

       残って居て その上 見学出来る状態に

       なっているのは、 意外と少ないようです。     

       復元された 刀剣・刀剣男子も 多いのですが、

       中には 源義経 の愛刀の

       「今剣」→ミュージカルで 大平峻也さんが演じました、

       とっても カワイかった♪

 

       なんて そもそも存在したのか? という 

       ストーリーのくだりも あったりするんです@@

 

       そんな刀剣・刀剣男子達

       鈴木拡樹さん が演じて感動しまして

       江戸時代に 記された

       "天下五剣"にも選ばれている 

       太刀「三日月宗近」♪

       

       その 「三日月宗近」が 収蔵されているのが

       国立博物館 なんですが・・・

      

       ☆残念ながら 三日月宗近は 

       この時 展示はされていなくて

       かわりに 「三日月宗近」 と同じく

       "天下五剣" に選ばれている

               「童子切 安綱」 は 展示されているというので

       その「童子切」だけでも 見たくて

       見学に来た次第♪ 

 

       残念ながら 「童子切 安綱」は 

       "刀剣乱舞"の中には  セリフの中には 出て来るのですが

       キャラクターとして まだ登場・顕現していないんですねぇ 

       大変 残念です。

       

       登場・顕現してくれるなら "酒呑童子"退治の 

                刀剣なので   やはり平安時代の武士 の

                衣装では無いかな~・・!(^o^)!

       勝手に推測

       そんな 「童子切安綱↓」 です!!

               刀剣という 武器でもあるのに 

       とにかく美しいのです♪

       そして なんと 撮影OKなんです@@

       人気なので 絶えず見学の方々が居て

       誰も居なくなるまで 待ちました。

       

 

 

 

       ☆「三日月宗近」 は 残念ながら

       売店で販売されていた

       絵葉書・ポストカードだけに 居ました。      

       

       「三日月宗近」 の 擬人化

       見えづらいですが ゲーム・アニメだと こんな感じ♪

       

         「三日月宗近」 を セリフ劇の舞台化の時に

         演じたのが 鈴木拡樹さん ↓です♪

         現在 「2,5次元の帝王」とも

         呼ばれていますが

         私の記憶にあるのは・・

         天然のやさしい性格の脇役 を

         演じられていましたが、

         アニメ「最遊記」の舞台化 (2,5次元化) で 

         アニキ的な役柄の 

         主役 "三蔵法師"を演じ始めてから

         人気になり始めて 気がつけば 

         有名アニメの舞台化で

         主役を 演じ続けてらっしゃいます♪

         映画 「刀剣乱舞」も良かったなぁ♪

 

         ちなみに 「ミュージカル 刀剣乱舞」では

         三日月宗近役 は 黒羽麻璃央さんが

         演じられていますが

         この方の事は 私 よく知りません(^^;)

             

       

 

 

       ☆獅子王

       こちらも 「刀剣乱舞」に登場しているのです!!    

       残念ながら こちらも 展示されていなくて

       ポストカードのみ です。

       

        ちょっと 見えにくいのですが、刀剣乱舞に登場する

        「獅子王」は   こんな感じ ↓ です。 

 

        「獅子王」の 顔の下・首の回りの 黒いモノは

        何か? と 私も思ってたら なんと 「鵺」だそうで 

        近衛天皇が宮中に出る

        「鵺」を 退治するように 源頼政 に 命令した所

        見事に 退治したので この獅子王 が下賜されたそうで

        源頼政が 年をとっても ズーと持って居たために 

        老体でも 持てるように 軽量化・削ったそうです。

        ポストカードだけでは そこのところが

        よく わかりませんね。

 

        下賜された 物語や背景などが

        反映されて、「刀剣男子」の

        姿形 衣装のデザインになっているので 

        そういう所が 凝っているので

        「刀剣乱舞」増々

        楽しくなるのであります!!

        

        ちなみに 「獅子王」は 

        セリフ劇の舞台のみ 登場しているのですが

        残念ながら  私 獅子王のブロマイド

        持って居なくて(>_<)  

        伊崎龍次郎さん が演じられてます。

           

 

 

 

 

        ☆水龍剣

        奈良時代の 重要文化財

        正倉院 に あったとか?

        奈良時代に こんな刀剣が 作られてたなんて@@♪

        すごいなー♪ 8世紀なるのか?

      

                こちらは 「刀剣乱舞」には 出て来ません。

        「童子切」 の近くに展示されてました♪

        まだまだ 真っ直ぐな 太刀 

        あまりに 美しくキレイで また迫力の太刀 でした♪     

        

 

 

         ☆所で 売店の ポストカードに

        葛飾北斎が描いた「小烏丸」という

        これまた 「刀剣乱舞」に登場する

        刀剣 小烏丸」 が描かれた 浮世絵があって

        "えー偉大なる 北斎さん が

        浮世絵の題材にしたの? ナゼー?" と

           と思ったので  帰宅して 検索してみたら

        "刀剣の小烏丸" というわけでは無くて、

        江戸時代後期に 流行った 落語としての

        「小烏丸」の事でした。

        落語の 演目を紹介するポスターと 

        いう事でしょうか?

          カラスが 雀に変身 という 言葉遊びのような

        オチの 落語のようです。

         

 

 

 

 

 

        

       本館の 展示も見終わり、庭園の桜も見たので

       帰ろうか ともおもったのですが

       本館の奥の 平成館 

       こちらも 本館と同じく 常設展のようでしたが、

       せっかく来たから 見学して帰るか と

       思い 行ってみました。

 

      ☆ 平成館

       本館に比べると 見学者の数も大変少なくて

                この時 「平成館」では

       古代史で発掘されたお宝の数々が

       そう 国宝・重要文化財が これでもか と

       展示されていました@@

 

 

        ☆私の好きな 「蕨手刀」も

        展示して有りました♪

 

        北海道 恵庭市 茂漁第11号古墳 出土の

        「蕨手刀 (わらびてとう)」 ↓

                 説明書き を読みますと

        柄がちょっと曲がって 

        柄の先端を蕨手状にしたものが

        こう 呼ばれていまして 

        北海道 東北地方の

        7から8世紀に造られた古墳・古墓で 

        よく 出土するそう♪

        北海道 東北に住む 蝦夷の人々の

        騎馬用の 刀剣 では無いか という事です。

 

        私 個人的になのですが

        この「蕨手刀」 のデザインが 大好きで

        展示されている 「蕨手刀↓」 は立派なので 

        騎馬の時の武器としての 刀剣だと思いますが、

        多分 勝手な想像ですが小型の蕨手刀は      

        武器だけではなく

        いろいろな作業にも使ったのでは無いか と

        思うのです。だから 使い易いように 

        手に馴染むように

        柄が曲がっているのではないかなぁっと?

 

        また 時代は 違って来るのですが

        明治時代 日露戦争後の 北海道の

        アイヌ民族が 登場する 

        グロいアニメ「ゴールデンカムイ」

        少女ながら 狩猟の天才の 「アシリパさん」を

        妄想してしまいます。

        

 

 

 

        

        ☆もう 壁やガラスケースに

        古代史 古墳時代の出土品がいっぱい

        

        刀剣 太刀 も いっぱい!!

        錆びて ポロポロですが!!

                  国宝の刀剣  天理市東大寺山古墳から出土した

        「金錯 銘 花飾 環頭太刀」!!

        サビサビ過ぎて 写ってませんが(>_<)

        刀剣の部分は 中国製(後漢の末?)で

                  幅広の 刃の部分に 銘文が 

        刻まれていて、銘文が刻まれた

        刀剣としては 現在国内 

        最古の刀剣では無いかっと!

        だから 国宝なんですね。

        その銘文になんて 書かれているかは 

        説明書きに書かれて無いので

        わかりません。

 

        ちなみに 刀剣の上に展示されているのは

        「鍬形石 (くわがたいし)」というモノです。

        古代 大きいマキ貝を切断して 腕輪にしていたものが

        段々と 儀礼的になり 貝から 石 (ヒスイ系の緑の色をした石)に

        変わって行って 古墳時代には 権力者を古墳に

        埋葬する時の 副葬品になったそう。

        元々は 腕輪とはいえ おもしろいデザイン♪

        

        

 

        

 

        ☆こちらは  熊本県 江田船山古墳で出土した

        「銀装 素環刀太刀」↓

                 説明書きを読んで 検索してみた所

        "江田船山古墳" で出土したものは 全部まとめて

         国宝 になったそうで@@ 

         この刀剣は 普通の太刀なんですが

         展示はされてなかったんですが

         →いっぱい有り過ぎて見落としたかも?

         この古墳からも 銘文が刻まれた

         「銀錯 銘太刀」が

         出土して その銘文を解析しているそう。

        

 

 

 

 

        ☆ 金色の銘文が 刻まれた太刀と言えば

        これまた 某旅行会社の 古代史ツアーで

        出かけた 埼玉県行田市の稲荷山古墳で

        出土した 「稲荷山古墳出土鉄剣」

        金色に銘文が刻まれた太刀、

        こちらも国宝で 分厚いガラスケースに

        収蔵されていたのを

        見学しました。 さきたま史跡の博物館!!

 

        ツアーガイドの先生からは

        この太刀は 国産では無くて

        当時 後漢の末期あたり だった

        中国大陸 で作られたのではないか という

        説明がありました。

        理由として

        立派な太刀を作る製鉄所が 国内で

        未だ発見されておらず

        また 現在でもスゴイと思う 鉄の太刀に

        細かい文字を刻んで 金色をつける と

        いう 彫金・象嵌? の 

        すんごい技術は まだ日本国内にはなくて、

        簡単な事では無かったと思うけれど

        意外と物流の 交流を盛んにしていた

        中国 または 朝鮮半島の どこかに 発注して

        作ってもらった 太刀を 地元に

        持って来てもらった と

        考える方が 自然じゃないのか」 

        と  いう事でした。

        

        

 

        

        ☆古墳時代よりも前 古い時代の

        刀剣となると

        "鉄"よりも "青銅"の剣 になるようで、

               

        佐賀県に 古代史ツアーで行った時

        吉野ヶ里遺跡 での お墓として使われた 

                   大きい甕棺から

        人骨とともに 出土した 青銅製の剣 

        「把頭(はとう?) 飾付 有柄細形銅剣」

       

                こちらの 刀剣は 弥生時代後期の頃の

        短剣 で、 青銅製なんですが

        カッコ良いんです♪

        吉野ヶ里遺跡は 

        2から3世紀の弥生時代後半の遺跡で

        多分 渡来人が 開拓した 集落 では無いか と

        言われていますが 邪馬台国は ここでは無いか

        と 私は思います!!

 

        柄まで 一気に 型に流し込んで作られた と想像する

        「把頭 飾付 有柄細形銅剣」 

        もう 2から3世紀 でこんなカッコ良いデザインの

        剣が作られているなんて・・なんて素晴らしい♪

          

       

 

 

 

        ☆5から6世紀 の古墳時代には

        中国大陸でしか 作る事が出来なかった

        幅広めの太刀 が、

               

          古墳時代から 飛鳥

        奈良 平安時代 と下り

        "刀剣乱舞" に登場する

        「三日月宗近」が 制作されたのが

        平安時代 後期の 987年くらい

        「小烏丸」 も はっきりしませんが

        平安時代中期の 939年?

        10世紀には  美しくて 力強い

        現在でも 輝き続ける

        日本独自の刀剣・日本刀 が

        日本国内で  

        制作できるようになるわけで

        

        その間の 約500年の刀剣の歴史・

        国産の刀剣制作 が 気になってます。

         

        ・大和朝廷・皇室の 三種の神器の

        「草なぎの剣」

        現在 名古屋の熱田神宮の御神体に

        なってますが ぇぇー何度か 作り直したのは

        わかっているのですが 

        最初のモノは いつ頃つくられて

        どんな太刀だったのでしょうか?

 

        ・古代 占いなどの 儀式の時に使ったといわれる

        国宝の「七支刀」 

        太刀を 復元する様子をテレビで見た事ありますが

        こちらも 太刀に刻まれた銘文から

        古代 朝鮮半島にあった百済の国からの

        プレゼントだと わかってきたそうです。

        

   

        こんな社会状況下なので 

        延期の延期の延期になっている

        古代史のバスツアー で、

        ガイドの 稲用先生に 質問してみたいと

        思います。       

        

         

 

     

        あ~~

        どうも歴史好きなので

        いろいろな 歴史をたどって行くと

        もう 止まりません(>_<)

       

        結局 この日は 本館で展示されていた

        「童子切安綱」や その他の太刀 も 

        素晴らしかったけれど、

 

        古代史も!! 好きな私にとっては 

        平成館 の たくさん展示してあった

        国宝の大群@@  に うーん と唸りっぱなし、

        素晴らし過ぎて お昼過ぎに 入館したのに

        気がつけば 閉館の時間 4時 になっておりました。

 

        今後は いつになるか わかりませんが

        「三日月宗近」 「獅子王」が 展示されている時に

        またまた 国立博物館 に

        出かけたいと思います<(_ _)>