美術作家 肥沼義幸の制作日記 -1008ページ目

Good painting

ライクス・アカデミーではアポイントメントを取れば

アドバイザーがスタジオに来て作品を観てくれます。


僕はここ一ヶ月でArman Eloyan(アーメン)と

Narcisse Tordoir(ナシース)の2人にスタジオに

来てもらいました。2人ともペインターです。


先日、ナシースとピーター・ドイグの画集や僕が

持参した資料などを見ながらいいペインティングと

何だろうかと話をしました。


僕の英語が下手なのを即座に知ったナシースは

僕の絵を見ながらジェスチャーを使って,ここの部分は

Good,この赤は対比が強すぎはしないか?

などなど僕にとっては非常にエキサイティングな

時間でした。というのも、ナシースは僕の過去の作品を

まったく見ず、コンセプトなども聞かずに(たぶん

僕が説明できないと悟ってくれたのかなぁ)

今キャンバス上で起きている問題を話題に

して、いい絵画とは何かを話していました。


ここ1ヵ月は頭で考えて絵を描いていたのかなぁ。

シャガール、初期のベーコンやダニエル・リヒターなど

ペンティングを見ると最後に上手く自然に画面を

まとめているけれどもプロレスでは遊びと迷いがある。

本当にペインティングは奥が深い。



美術作家 肥沼義幸の制作日記

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