神保町にて古本屋巡り | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

神保町にて古本屋巡り

 

 

 

東京に緊急事態宣言が出される前の話。

東京国立近代美術館で開催されている「あやしい絵」展を観に行った

のですが、土曜日の昼過ぎという時間に着いたので美術館前まで

入場の列ができており、今回は諦める事にして美術館最寄りの

竹橋駅から神保町へ歩いて古本屋巡りをしてみました。

 

思えば20年前、美大受験のための予備校に通っていた時に

先生から画集や制作に使える資料を集めるように勧められて

神保町に足を運んでいた。それ以降、神保町を訪れる機会はまったく

なく本当に久しぶりに記憶をたどりながら古本屋を巡ってみました。

 

小宮山書店、ボヘミアンズ・ギルド、澤口書店など。

 

当時、買えなかった大竹伸朗さんの個展「全景展」で製作された

画集(凄いボリュームで重い!)が7000円で売られていました。

買おうかどうしようか迷ったが、今回は日を改める事にして

現在製作中の版画作品の資料で使う刺青デザインの本と

漫画「へんなものみっけ!」を購入して神保町を後にした。

 

久しぶりに訪れた神保町は雨が降っていたにも相変わらず

たくさんの本好きな人達が集まり、確かな熱気に包まれていた。

やっぱり、日本のこういう場所は自分の【感性】を刺激する

モノ達で溢れている。

 

緊急事態宣言が延長されれば「あやしい絵」展は観れないかもしれ

ないが、また近代美術館に行った際には再び神保町を訪れたいと

思っています。