再びReincarnation Seriesへ | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

再びReincarnation Seriesへ

 

 

 

2020年もあと数日。コロナの影響もあり、多くの人にとって

今年はタフでペインフルな年になったのではないだろうか。

 

今年1年を振り返ると前半6月までの半年はオランダからの

本帰国準備に追われ帰国後、直ぐに清掃の仕事を始めた。

オランダ関係の雑務処理(税金など)をこなしつつ、

人生で初の手術も経験。また、今年は仲良くさせてもらっていた

オランダの友人3人と私の叔父が亡くなり、突然の訃報にショックを

受け言葉を失った。

 

亡くなった人を想う時、何かできないかと考えた。

ふと、しばらく制作を中止していたReincarnation Series(輪廻転生)

の事を思い出し、再び手を動かしてみようと思った。

亡くなった人の魂が蝶の姿に変化して転生の旅をする情景を

描いた作品である。今回は蝶の羽の部分に亡くなった4人の

イニシャルを描き入れたいと思っている。

 

自分にとって2020年は「 別れ 」の年になった。

来年2021年は「 変化 」の年になるように期待したい。

 

皆様、良い年の瀬をお過ごしください。