日本の夏、蝉の鳴き声 | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

11年半ぶりに日本で夏を過ごしました。
長い地下生活を終えて、待ってました!と
夏を謳歌する蝉の鳴き声、
短い地上生活を終えて力つきた蝉の屍。
サンサンと照りつける太陽。
吹き出る汗。
思えば、オランダで蝉を見かける事も
鳴き声を聞く事もなかった。
今年の夏はコロナの影響で花火を見たり、
遠出する事はできなかったが
自分にとっては日本に本帰国して、
絵を描き始め、清掃の仕事をこなして
それなりに充実した夏を過ごせたと思う。
夜、秋の虫たちの鳴き声が聞こえ始めた。
まだ暑い日は続きそうだが、秋は確実に
近ずいてきている。

