絵を描く時間 | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

絵を描く時間

 

 

オランダで生活していた時の1日で絵が描けた時間と今、

こうして日本で生活を始めてからでは絵を描くために使える

時間がだいぶ減ったように思える。

 

しかし、どんなに時間があったとしても1日の中で集中して

絵にむかえる時間は1時間程度であり、今は1日2時間を目安に

じっくり焦らずに絵を描いています。

大きいサイズの作品を描いているのでどうしても完成までに

時間がかかってしまいますが、

描いて消しての試行錯誤のプロセスを楽しみたい。

 

アウトサイダー・アーティストのヘンリー・ダーガーは清掃の

仕事をしながら、フェルディナン・シュヴァルも郵便配達員を

しながら長い時間をかけて、とんでもない作品を創ってきた。

2人は私が尊敬しているアーティストである。

 

自分も今は午前中、清掃の仕事をしながら絵を描いているが、

朝しっかりと身体を動かす清掃の仕事が午後、集中して絵を

描くための時間にしっかり(ルーティーン)として繋がって

きたように思う。

 

いい絵を描きたい。