『 絵は何処でも描ける 』という事 | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

『 絵は何処でも描ける 』という事

 

 

オランダで制作を始めて11年。

一番学んだ事は『 絵は何処でも描ける 』という事。

日本にいた時は、新聞やTVのニュースで報道される事件から

着想を得て、制作していたのでオランダに来てからは

まったく1からの模索が始まったように思う。

 

それでも、今も絵を描き続けていている事は、

少なからずこれからも絵を描いていく上で自信というか、

次をつくる事へのちょっとした勇気が得られたように

感じている。

 

今、感じている事を素直に試みる。

その場で感じたインスピレーションを自分なりに形にしてみる。

オランダに来てからの11年間でコラージュをはじめ、

リトグラフ、シルクスクリーン、モノタイプなどの版画作品や

陶器なども制作をしてきたが、

やっぱり基本は『 紙に鉛筆 』なんだよね。

 

紙と鉛筆、もしくは木炭があれば【ナニカ】が生まれてくる事。

絵を描く日々、絵を描ける事への感謝。