エヴァ・ノスタルジー | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

エヴァ・ノスタルジー

 

 

夕刻の散歩道。真っ赤な太陽が沈むのを眺めていると

ノスタルジーな気分になり、昔の事を思い出した。

 

20年以上前、中・高校生だった頃。

どのような道に進んでいいのかわからず、漠然とした不安を胸に

観ていたアニメ『新世紀 エヴァンゲリオン』が懐かしく、

久しぶりにYou TubeでTVシリーズと劇場版、新劇場版シリーズ、

サントラ、庵野監督の実写映画『ラブ アンド ポップ 』

(当時、映画館まで観に行ったのが懐かしい)のメイキングを

観てみた。

 

最近は製作中、『 新世紀 エヴァンゲリオン 』で使われている

サントラ(クラシックと挿入歌)を聴くことが多く、

映画『 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に 』

のラストシーンと挿入歌「甘き死よ、来たれ」は

当時の僕に強烈な印象を残した。

歌詞と結末は暗いが、それ以上に美しい世界観。

今観ても全然古く感じず、改めてエヴァンゲリオンから

受けた影響が今でも強く自分の中に残っている事を感じた。

 

【 暗いイメージだが、確かに美しい世界 】

そんな絵を描いてみたい。

『新世紀 エヴァンゲリオン』を観ながら、ムンクの絵に感じる

ようなシンパシーとこれから(僕が)目指すべき方向性を考えた。

 

今年6月に上映予定の第4作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』

(3.0+1.0)で『序』、『破』、『Q』と続いた物語は完結する。

3.0でどんな結末を迎え、1.0でどのような新世界が始まるのか、

楽しみにしています。