天中殺期間について | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

天中殺期間について

 

 

2020年2月4日、立春。ようやく2年間の戌亥天中殺の期間が終わった。

この2年は辛く、厳しく、苦しい年だったと思う。

仕事の面を考えてみても2019年は個展、グループ展の機会もなく

完全にお休みの期間になってしまいました。

自然には一定のリズム、流れがあるように、人の運気にも流れが

ある事を実感できた2年間だった。

 

また2019年はひとり閉じこもり、たくさんの時間を過ごしてきた。

心の中に靄がかかり、毎日毎日、ひたすらに泥水(ヘドロ)

の中を重い足を引きずりながら歩いてきた感じ。

今、思うと身体の中の【気】も邪気に変わっていってしまったのかな。

実際歩く事も、誰かと話をすることすら辛かったし・・・。

 

でも去年、算命学に出会ってようやくこの状況が天中殺の影響

かもしれないと考える事ができ、ほんの少しだけ気が楽になった。

算命学の先生から、『 画家や音楽家、クリエイターは

天中殺期間中とにかく作品を描きためるように!』とアドバイス

をうけ、苦しいけどなるべく手を動かしてナニカを創るように

意識した。ちなみに、『 これほど厳しい2年間の天中殺が

次にくるのは90歳を過ぎてから』との事。耐え忍ぶ年であり、

起こる事をすべて受け入れ、消化してきた。

 

この2年間はとにかく【 勉強の時間 】だったと今は思う。

 

正直、いい作品は描けなかったかもしれないけど、

その代わりにこれからのための習作をたくさん描いてきた。

そして、この2年間で学んできた事を全て出し切って

これから1点1点、作品にしていきたいと思います。