ドイツで鱒(トラウト)釣りはできるのか?
2ヶ月ほど前から共に滞在制作をしているアーティスト同士、
日替りでお昼ご飯を作っています。
ある日、ドイツ人アーティストのコーネリアが
「今日は魚を買ってきたから。」と言った時には
「えっ、肉じゃないの?」と耳を疑い、聞き返していた。
というのも、僕の中で「肉とビール」こそが歴史ある
ジャーマンのソールフードなんじゃないのと思っていたので
ついつい聞き返してしまった( 失礼しました )。
そしてコーネリアが立派で大きい鱒(トラウト)を鍋に
入れ込んだ瞬間にこう質問していた。
「 ドイツで鱒釣りはできるのか ?」と。
釣り、プロレス、音楽、漫画とアニメは子供の頃からずっと
好きな事。アッシャースレーベンの本屋で釣りの雑誌を探して
みるとあるじゃありませんか~、トラウト専門紙が。
しかもエリア・フィッシング(管理釣り場)の専門雑誌!!
ドイツ語はまったくわかりませんが値段も安く購入。
どうやら2ヶ月に1回、年に6回発売されるらしい。
管理釣り場専門の雑誌は外国では初めてみました。
※ ANGELSEE aktuell 2018 9月、10月合併号 表紙写真
詳しく雑誌をめくってみると、ドイツの地図にひとつひとつ
管理釣り場の場所がマークされていて、とても分かりやすい。
どうやらドイツの管理釣り場はドイツ西側(ケルンのあたり)
に集中していることがわかりました。
「オランダとの国境近くじゃないか!」と心の叫び声が。
1メートル以上、10キロオーバーの鱒が釣れる管理釣り場も。
※ ANGELSEE aktuell ページ写真より
しかし、更に調べてみるとドイツで釣りをするには国家資格
(ライセンス)が必要との事!管理釣り場でも同様。
なんてこった。。。
ドイツでは絵を描きなさいという事ですね!
一度、オランダの管理釣り場も調べたことがあったのですが、
それほど盛んではありませんでした。オランダは鱒ではなく、
運河や川でのパイク釣りが盛んで、パイク イズ エブリエアが
釣師の合言葉となっています。もしくは海でのシーバス釣りなど。
オランダでも釣りをする場合、1年間有効の釣り許可書が必要に
なります。ドイツのように試験なく許可書が取れるのは良いです。
僕は鱒の美しさ、魚種の豊富さが大好きなのです。
食べても美味しいし。
しかし、ドイツで鱒釣りが盛んだとは... ライセンスがないので
できないのが残念です。一応、観光客のために一時的なライセンス
もとれるようですが、あと10日でロッテルダムに戻るので...
今は日本で釣りをするのを楽しみに、しっかり絵を描かなければ!