絵と料理 | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

絵と料理

 

さっと炒めて手早く完成。

チャーハンや炒め物が好きなのは昔から。

絵も同じ、集中してさっと描きあげるのが好き。

どんどん次の作品を描いていく。

 

でも、じっくりことこと煮込まないと

美味しくならない料理もあるように

じっくりと時間をかけて絵と向き合わなければ

完成しない作品もある。

 

2ヶ月ほど前からドイツ、アッシャースレーベンで

共に滞在制作をしているアーティストが日替りで

お昼ご飯を作るようになった。

もちろん、僕も4日に一度みんなの食事を作っている。

 

バイトで料理を出していたことはあったけれど、

久しく人に料理を食べてもらう事はなかった。

僕が作った料理(味の保証はできません)を

食べてくれる人がいるように、

僕が描いた絵を観てくれる人がいることは

幸せな事だと思った。