神道 Shintoism
日本に滞在している時に神社を訪れるのが楽しみです。
もともと神社好きで、美術館やギャラリーの展示を観に外出する時は
神社にも足を運んでいたのだけれど、最近は神社メインで外出する事が
多くなった。ふと立ち寄った駅で見つけた神社を訪れる事もあるので
御朱印帳は常にリュックの中に。
1年の大半を海外で過ごしていると、神社のありがたみが良くわかる
ようになりました。当たり前かもしれませんが、ヨーロッパには神社は
無いので、オランダの自宅兼スタジオには方位を確認した上で神棚
(のようなもの)を設置しました。三峯神社で購入した2匹のオオカミが
描かれた掛軸をはじめ、田無神社の岩塩、そして芸術の神様、弁財天の
化身である白蛇をかたどった小さな陶器などなど。この神棚は自分に
とって、神様と繋がるためのホーリースポットになっている。
(いい絵が描けますように!)
数週間前に、共に滞在制作をしているドイツ人のアーティストと
スピリチュアルな話をしていて、西洋と東洋では神との繋がり方が
根本的に違うのだと改めて思いました。
日本神話、自然、歴史的偉人など、日本人は多くの神々(八百万の神)
を創造し、神々は人々の生活に寄り添っている。海外で生活するように
なって、神道と仏教が自分のアイデンティティに深く結びついていると
認識する事ができました。
人々の願いは多岐にわたる。
健康、商売繁盛、恋愛と縁結び、仕事と出世運、金運に総合運など。
年始に関わらず、神様もお忙しいのではと想像してしまいます。
ちなみに金運アップの御利益がある神社は平日でも参拝者が多い
ように思う。ヨーロッパでもロトや宝くじは人気ですが、日本では
購入前(もしくは購入後)に的中を神様にお願いするなど、
とても人間らしくて面白いと思います。
日々の生活の中で何かに見守られていると頻繁に感じます。
それが、ご先祖様なのか守護霊なのかまたは神様なのかわかりませんが
制作において、大きなインスピレーションを与えてもらっているように
思います。これからも神様との繋がりを大切にしていきたいです。