The Fishing | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

The Fishing

 

祖父母が魚屋だったこともあり、魚は見るのも食べるのも好きです。

ライプツィヒに滞在していた時、スーパーに行く途中にある橋から

たくさんの小魚が気持ちよく泳いでいる姿を見るのが日々の楽しみ

でした。元を辿れば長い年月をかけ、全ての生物は海から生まれて

進化してきたと考えると自分だけかもしれませんが根源的に水や魚

に懐かしさ( ? )を感じているのかもしれません。

 

子供の頃、「釣りロマンを求めて」という釣り番組を観るのが好き

だったのですが、最近You Tubeで釣具のShimano TV公式チャンネル

とオランダの釣り番組Visblad TVがあるのを知り時間がある時に

見ながら、いつかもう一度釣りを始めたいなぁ~と思っています。

ロッテルダムは港町なので夏の間、海釣りをしている人をよく見かけ

ますが自分はやっぱり川での釣りが魅力的。「テンカラ」という

日本の伝統的な釣りスタイルはいつかチャレンジしてみたいです。

 

今は釣り道具も手元にないので絵を描くことで魚を紙の上に釣り

上げています。魚がヒットした瞬間のビビッと腕に伝わる感覚と

魚を釣り上げた時の感動は、絵が完成した時に思う「心の痺れ」に

今も何処かで通じている。