アニマル・シリーズ | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

アニマル・シリーズ

 

昔から生き物が好きで人と動物を描いた作品が多いように思う。

ちなみに今まで描いてきた作品を見返してみると肖像画

(動物のポートレートも含め)が一番多く、次に風景画、

静物画に至ってはほぼ皆無である。

もともと静物画は静(死)物を画く(描く)という意味合いが

含まれているので対照的に生き物を描いた作品が多くなるのは

当然かなぁと思っています。

 

以前は「人と動物の関係性」を事件などからインスピレーション

を得て描いていたのですが、おそらくライプツィヒ動物園に

行ったからでしょうか、最近は動物のみに諸点をあてて描く事が

多く、しばらくこのアニマル・シリーズを続けてみようと思って

います。ちなみに僕が一番影響を受けた動物写真家の福田幸広さん

のドキュメントはもう何度も観ていて、福田さんの好きなものを

追いかける生き方にはとても勇気を頂いています。

 

まだ先の話ですが11月のロッテルダムでの個展ではライプツィヒ

で制作した作品を中心に新作の動物のポートレートを合わせて

展示構成したいと考えています。今はとにかく描くべし!