具象と抽象 | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

具象と抽象

 

9月です。8月はプロジェクトのための料理人のポートレートを描き

ながら、ライプツィヒで始めたドローイングを継続して制作してい

ました。環境が変わり(ライプツィヒから戻ってきたので)

もしかすると同じようには描けないかもしれないと少し心配していた

のですが、紙に向かうと自然に手が動きだし、数点良いと思える作品が

仕上がったように思います。

 

 

ライプツィヒ滞在中にライプツィヒ動物園を訪れたのですが

その時に感じたインスピレーションもあり、普段から描いてきた

犬や猫などのほかに最近は魚、猿、ヒョウ、オウム、キツネザル、

マンドリルなど図鑑や実際に動物園で撮った写真を参考に描き

はじめました。具体的に動物を描くのではなく抽象的なイメージと

合わせながら描くことでいい意味で力がぬけた(自然な)絵が

出来上がってきているように思います。