紙にアクリルとオイルパステル | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

紙にアクリルとオイルパステル

 

6月に入り、大きめのサイズの絵画作品にとりかかっています。

5月は予想以上にドローイング(エスキースと習作含む)がはかどり

およそ200枚ほどを仕上げることができました。これには僕自身、

びっくりしています。環境が変わり、大きいスタジオで作業できる

ことが制作に集中できたように思います。感謝。

また、ドローイングを繰り返す中で紙にアクリルとオイルパステルで

描くようになりました。今までその組み合わせを試した事が無かった

のですがアクリルとオイルパステルの相性が自分の中で少しずつ

はまっていきているように感じます。

 

ライプツィヒではネオ・ラルホ、ティロ・バウムゲルテル(スタジオが

お隣でした)、ローザ・ロイなどの著名な作家の作品をたくさん目に

します。ライプツィヒ派と呼ばれる作家の作品を観るたびに彼らの

上手さ(良い意味で)を感じてしまい、このまま彼らと同じように

キャンバスに油彩という西洋の画材を使用し続ける事が果たして

自分に合ってるのだろうかと思いました。

2011年以降、その事を強く感じていてキャンバスに油彩で描くことは

少なくなってきていたのですが、実際にライプツィヒ派の作品に

触れる事で改めてそう思いました。

 

6月もどんどん制作を進めていき、その中から1点でも今までに

描いたことがない新しいイメージの作品が制作できたらなぁと

思っています。