To Japan | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

To Japan

 

2月後半に日本へ送った作品の受け取り作業などで3月は日本に

一時帰国しておりました。自宅近くの小スタジオが作品で

いっぱいになってしまったので約6年分の作品を送る事にしました。

2つの木箱の合計420キロ。運送には気合いが必要です!

 

果たして日本の自宅にこの大きな木箱が届くのか、たいへん不安

でしたが無事に着いた時には本当に胸をなでおろしました。

いつかは作品を送らなければと思っていたのですが、どうしても

億劫になってしまっていました。この機会にきちんと送れた事で

運送用木箱の作成方法や税関の申請など、たくさんの事を学ばせて

もらいました。本当に全ての業務が勉強だと実感しています。

また今回、過去の作品を運送した事でオランダでの制作活動に1つの

大きな区切りができたと思っています。これからはオランダと日本

の両国で制作活動をしていきます。

 

4月、ロッテルダムのスタジオに戻り新たな気持ちで制作を再開

しています。現在は4月末にアーティストの友人が主催する

グループ展用の作品1点、今年に入って制作を開始した

新しいテーマの作品10点と円形の小作品3点に手を入れています。

5月からは3ヶ月間ドイツでの滞在制作があるので、それまでに

できるだけ多くの作品を完成(未完でもよいのだが)させて

気持ちをスッキリさせてドイツに向かえればと思っています。