アート・フェスティバル 「 Paint for Georgia 2016 」を終えて
5月18日から28日までの10日間。黒海に隣接する
ジョージアという国で開催されたアート・フェスティバル
「 Paint for Georgia 2016 」に招待して頂きました。
久しぶりに他国で過ごす貴重な時間はこれから制作
を続けていくための新しいエネルギーを与えてくれた
ように思います。
それは各国から参加したアーティスト達との出会い
でもあり、ジョージアで見た風景、ニコ・ピロスマニの
絵画、そして毎晩行われたジョージアの名産物で
ある赤ワイン飲みながらの楽しい飲み会からであった。
半年ほど前、もし「 Paint for Georgia 」という
アート・フェスティバルのオープン・コールを見つけて
いなければ、ニコ・ピロスマニがジョージア出身の画家
であった事。また、ジョージアという国の文化に興味を
持ち飛行機のチケットを予約して絵を描きに行く機会
は僕の人生の中でなかったように思う。
10日間の滞在中に制作した作品タイトルは
「 自画像 (ニコ・ピロスマニの絵画から
インスピレーションを得て) 」にしました。
アクリルとオイルパステルを併用して、まったく
今までの僕の作品には無いスタイルの作品に
なりました。
この作品が良く描けたという訳ではなくて、
ジョージアで自画像を描くことで自分自身と
対話する時間が持てたことが僕にとって
一番の収穫になったように思います。
滞在中はジョージアのラジオ番組に出演させて
もらったり、2つのグループ展示をはじめ
オランダに戻ってからもインタビューを受けて
ジョージアの新聞に記事を書いてもらったりと
大変感謝しています。
そして何よりも同じ時間を過ごしたアーティスト達と
ジョージアで出会った人達との繋がり。
これからも大切にしていきたいと思います。