アントワープ・アート巡り。そしてジョージアへ。 | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

アントワープ・アート巡り。そしてジョージアへ。

お久しぶりの更新になってしまいました。

先日、ベルギー・アントワープに行ってきました。

M HKAで開催されているリュック・タイマンスが

キューレションをしているグループ展、ベルギー

の抽象作品をテーマにした展示は観念的な作品

ばかりでどれも同じ作家が作品を制作したので

は?と思ってしまう展示だった。

グループ展の良さというものが感じられずに、

残念だった。


対して、M HKA2階で開催されてるKati Heckと

Vaast Colsonの2人展「Show me yours and I'll

show you mine 」は2人の個性がぶつかり合い、

大変エネルギッシュで面白い展示だった。

2人展なのだが、大きい展示スペース

セクション分けされていて個々に展示の

サブタイトルがついていた。

2人とも30代の作家であり、いままでの

キャリアを総括する展示ともいえる。とくに

Katiのペインティングは以前から実物を見てみ

たいと思っていた。センスで描く作家で、僕には

彼女のような絵画センスがまったくないので逆に

とても面白い作品だと思えた。


ギャラリー数件周る。Tim Van Laere Galleryで

開催されているBen Sledsensの個展

「Pulling Ropes and Ringing Bells」はとてもいい

展示だった。自分より9歳も若い作家の絵画に

刺激を受ける。大きなキャンバスに描かれた

作品からはどれも楽しみながら絵を描いている

作家の姿が感じられ、ペインティングの喜び

(素晴らしさ)を味わえた。マティスから影響を

受けていると説明文に書かれていたが、日々

楽しみながら絵を描けたらなんと素晴らしい事

だろう。

この日は大変寒い1日だったが、アントワープ

展示を楽しん見ることができた。




5月18日から27日までジョージア・トリビシで

開催される「4th International Art Festival :

Paint for Georgia 」に招待していただいたので

18日にジョージアに向かいます。期待と不安

ありますが、招待された作家さん達との出会い、

そしてジョージアでどのような絵が描けるのか

後ほどブログにアップしたいと思っています。