冷暖自知 | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

冷暖自知




ここ1週間は本当に寒い日が続きました。外に出るのが億劫に
なってしまうのですが、制作の合間に自転車で市内を周ったり、
ジョギングがいい気分転換になっています。

昨夜、寝る前に読んでいた禅の本のなかで 、「 冷暖自知 」と
いう言葉に出会いました。10月から1ヶ月半ほど制作が進ま
ない日が続いたのですが、頭で考えていても何も始まらない
なぁ~と思い、手を動かすことから始めました。
今は少しずつ前に進めている気がします。

冷暖自知:目の前にあるお茶が冷たいのか熱いかなどいくら
議論してもわかりません。茶碗に触ったり、飲んでみて
はじめて冷たいか熱いかがわかるわけです。すなわち
身体を使って経験しようとすることが何よりも大切なの
であって、そうすることではじめて知識は会得へと昇華
されるのです。

「禅、人生が楽になる考え方」 (著)有馬賴底 より。