I will not give in to the rain
5月30日から始まる個展『 Beyond the Visible 』では
詩からインスピレーションを得た作品2点を展示します。
というのも、6月8日から14日まで開催されるロッテルダム・
インターナショナル・ポエム・フェスティバルに付随した
企画で世界各国から参加している詩人達がギャラリーを
周り、芸術作品から得たインスピレーションで即興の詩を
披露するイベントがあるのですが、僕の展示でも
オランダ人の詩人が来て詩を披露してくれるそうです。
Poetry International Rotterdam
なので個展の話をギャラリストから聞いた時に詩から
インスピレーションを得た作品を制作して欲しいと言われ
ました。この話を聞いた時、最初に思ったのはイギリスの
画家でもあり詩人でもあるウィリアム・ブレイクと
日本を代表する詩人・宮沢賢治でした。
ブレイクの絵画は本当に大好きで彼の独創的な画風に
は大きな影響を受けているのですが、英語の詩となると
どうも親近感がわきませんでした。それで宮沢賢治の
事を調べ始めました。「雨ニモマケズ」から上のフライヤー
のイメージにも使用した1点を制作して、「銀河鉄道の夜」
から着想を得た大きいコラージュの作品を制作しました。
数ヶ月前に友達から僕の絵をみていると宮沢賢治の
小説を思い出すよ~と言われた事にも何か、今ここで
宮澤賢治からの作品を制作しないと駄目だという霊感が
ありました。
今回の詩、または文学から絵画を制作するというのは
初めての経験で、こういう方法もあったのか~と大変
良い勉強になりました。フェスティバルの期間中や
オープニングなどで作品についての意見を皆さんから
聞けると思うので今から楽しみにしております。