神道・八百万の神 | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

神道・八百万の神




半年ほど前にオランダ人のアーティストと一緒に

「オランダと日本」をテーマにしたグループ展を企画しようと

思い立って共同でプロポーサルを作成したり、会場を観て

周ったりと忙しい日々を過ごしています。


2011年の震災後、作品を制作する時に日本人としての

アイデンティティについて考えるようになった。

『 Reincarnation Series 』を制作し始めたことで、

知らず知らずのうちに仏教、または神道における

自然観や死生観が自分自身の形成に根強く生きている

ということに気がついたからでもあります。


果たして、神道を意識した作品がこちらで受けいられる

かはわからないが、今その時に描きたいものを描くという

自由意思に従いたいヨーロッパの美術はキリスト教と

共に発展してきたが、今こうしてもう一度自分の中の

宗教観について考えてみるのも悪くないと思っています。


古事記や日本書紀、伊勢や出雲などの歴史を調べて

みたいと思っているのですが、土着的ではなくユニークで

グローバルな視点を持った作品ができないだろうか。

今後、考えていきたいポイントです。