制作日記13年3月16日( ヒエロニムス・ボスの宇宙 ) | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

制作日記13年3月16日( ヒエロニムス・ボスの宇宙 )

3月16日(土)



美術作家 肥沼義幸の制作日記



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奇想の画家ヒエロニムス・ボスの街、デン・ボスを訪れる。

もっと閑散としている街なのかと思っていたが、マーケット

が開かれ人々で賑わっていた。



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           ヒエロニムス・ボスの像



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       ヒエロニムス・ボス・アート・センター



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教会を改装して造られたアート・センターには、ボスの真作

は無いのだが、真作だと認められている25点のレプリカ

が飾られ、1点1点音声ガイドで説明が聞けるのも嬉しい。



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ブラド美術館に真作が飾られている

「 Garden of earthly delights 」のレプリカ。



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500年も前に驚くべき想像力を持った画家がいたものだと

改めて思う。シュールレアリスト達の表現よりもずっと前に
これほどキテレツなイメージを想像して、しかも1点1点に

様々なストーリーと埋め込み、きちんと画面が構成されて

いる。やはり、ボスはスペインの画家ゴヤと並ぶ、驚くべき

想像力を持った画家である。



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デン・ボスを探索してから、ロッテルダムに戻る。

来週は所要あり、デン・ハーグとユトレヒトに行く予定で

ある。明日から新作の制作を開始したい。