2011年12月31日
あっという間に2011年12月31日。
今年の1月1日からロッテルダムに住み始めて、1年が経っ
てしまいました。
2年間生活していたアムステルダムを離れ、どうなるものか
と不安と期待を持ってやってきたロッテルダム。
住めば都とはよく言ったもので、今ではロッテルダムの街
が大好きになりました。本当に住みやすい街です。
今年は1年間、継続して制作ができた事がよかった。2つ
のアーティスト・イン・レジデンスに滞在した事もいい経験
になったと思う。前半の半年間生活をしていたKAUSでは
広いスタジオを存分に使い、最後のスタジオオープンで
は大胆な展示ができたと思っている。また、レジデンス・
アーティストとの共同生活もいい経験になりました。
5月から滞在しているCK12ではアパートメントという空間の
中でいかに工夫して制作を続けることができるかという
事が最初の課題だった。例え、場所が変わったとしても
その場所に適応して作品を作っていけるのが良い作家だ
と思うからだ。ヘンリー・ダーガーは自室を自分色の空間
に変えて、とてもシンプルな画材を使い独創的な絵を描い
ていたではないかと自分に言い聞かせた。
そして、7月からの意識改革。ジョギングを始めた事も
大きい変化だ。これからの将来の事を考えるとまずは
健康な体を維持する事が制作を継続する上で大切だと
思ったからである。暴飲暴食を避け、タバコも止めた。
半年が過ぎたが、現在も継続できている事が嬉しい。
また、10月から始めたオランダ語のレッスン。はっきり
言って全然まだ話せないが諦めないで2012年も続ける
ことにしよう。メンタル面でも今年1年を通じて大きい変化
が自分の中であったと思う。
という訳で、今年も1年間本当にありがとうございました。
もし、ロッテルダムに住む機会が無かったら、今自分を
支えてくれている友人たちにも会えなかった事でしょう。
それが1番ですね。
2012年は今年学んだことを生かし、更に発展させていこ
うと思う。2月19日からHommes Gallery で、オランダ人
ペインターのPim van Halemとの2人展が開催されます。
今回の展示はここ2年間、継続して制作してきた
コラージュの作品の集大成的な展示にしたいと思って
います。がんばります。
では、良いお年をお迎え下さい。 肥沼 義幸