怖さと想像力 | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

怖さと想像力



  美術作家 肥沼義幸の制作日記



僕のコラージュ作品では主に人物と生物のイメージを多く

使用している。人物のイメージをカッティングして使う場合、

顔のパーツは切り抜かれている作品が多い


これは人間の顔はどうしても強く、目や口の表情で

特定の意味を鑑賞者に与えてしまう場合があるからで

ある。それを避けたいという意味での切り抜き行為だが、

単純に顔が無いという人間のイメージが、どこか懐かしい

「怖さと想像力」を僕に与えくれるからでもある。