リズム | 美術作家 肥沼義幸の制作日記

リズム

美術作家 肥沼義幸の制作日記



ここ2週間、黒紙にドローイングをたくさん描いてきたの

ですが、3日程前から急に油彩が描きたくなりました。


さっそく画材屋にキャンバスロールを買いに行き、木枠に

キャンバスを張る。すぐに描き始めたいと思うのですが、

どうやら一定のリズムが体の中にあるようで、そのリズムが

上向きかけた時に画面に向かおうと決めました。


こうして絵を描く日々が続くと、同じような調子の作品

ばかりが生まれて来てしまう事がある。

そんな時には、絵と適度な距離を取る事が必要だ



野球選手のイチローが2002年にこのような言葉を残して

いる。


「打てない時期にこそ、勇気をもってなるべくバットから

離れるべきです。勇気をもってバットから離れないと

もっとこわくなるときがあります。そういう時期にどうやって

気分転換するかは、すごく大事な事です。」 イチロー



絵が上手くいかなくなると何とか立て直そうと、どんどん

絵の深みに入り込み、そこから出てこれなくなる時が

多々ある。


飽きたなぁ~と感じたら、素直に制作をストップする

勇気が必要だと思った。