
<ピンクの花をつけてきました~。>
名前、知りませーん。
きょうは、月一度の外来の日。
採血を済ませ、
その結果を待って診察室に入った。
主治医あめちゃんとも、
もう5年以上のお付き合いになる。
主治医が、ずっと変わらない幸運を感謝。
『6.3やな。』
あめちゃんは、開口一番、
私が一番、気にしているだろうデータを伝えてくれた。
先月の5.7より上がってる。
腫瘍マーカーの【CEA】は
再発・転移を表す指標の一つだ。
基準値は0~5.0ng/ml
私の場合、発病が分かったときは、12.0 くらいあり、
その後、3.0~4.0代まで下がって、
いつからか、基準値を超えだした。
でも、
右肩上がりは心配だけど、
上がったり下がったりの繰り返しなので、
気にしないようにしている。
最初は、4.5が4.7になっただけで、
大騒ぎして、帰りの車の中で大泣きしたものだ。
慣れるもんだな。。
そんなことを、思った。
べっどに横になり、体の診察を受けた。
お腹の聴診、触診
(そんなに押さえると、痛いよお~。)
頸部、そして、鼠蹊部の触診。
診察うけながら、
『これって、意味あるのかなあ?』
『単なるパフォーマンスじゃないかい?』「
『いや、ここで、異常が見つかることだってあるんだから。。』
とか・・
『ああ、もっと可愛いショーツつけてくればよかったな。』
『でもおなかにくっきりミミズ跡があるんじゃあ、
可愛いショーツも負けちゃうか・・』
などと、あほなことを考えてた。
椅子に座ると、
あめちゃんは、いつものようにPCに目をやりながら
『変わったことはないよな?』
と聞き、次に、
『いつも何してるんですか?』
と、聞いてきた。
おおっ!
丁寧語になった!!
ああー、
私がもう退職したから、こういう言葉になるのかあー
と、少し淋しくもあったが、
ここぞとばかり、アピール!!
『専業主婦してますよ!』
『先週は、つま恋に行って来ましたー!!』
『???なんや、それ。。』
元の言葉に戻った!
そこに来て、
今まで黙ってた馴染みの外来ナースが乗ってきた。
『ああ、あの桜井和寿が3日間やったっていうライブですか~?』
『そうそう!!よかったよ~!!』
ひとしきり、ライブ話が弾んだ。
『なんで知ってるの?』と聞いたら、
『そりゃあ、私は、芸能通ですから・・』って、にたり~。
そっか~、ニュースで知ったのか。。
あめちゃんは、ぽカーンとしてたけど・・。
そんなこんなで、
5年1か月目の 定期受診は終了した。
・・・・・・・・・
帰宅すると、
母が
意味なく活躍していた。
父が大声を出している。
『さつま芋を掘りに行かなアカン。。』
と、
盛んに父を急き立ててるらしい。
さつま芋は、9月に掘るんだと言っても、
母は、理解できない。
今が真夏の7月だとは思っていないのだ。
ごはんを食べてると、
『何もせんのに、ご飯食べさせてもらって、ばちが当たる。』
と言う。
母は、何かをしたいのだろう。
何か、役に立ちたいと思ってるのだろう。
洗濯物の片付け、
台所の片づけ、
じゃが芋の皮むき、
掃き掃除・・
母は、したがるのに、
『私がするから、しなくていいョ』
なんて、
つれなく言ってるもんな。
だって、しても、後始末は私だし・・。
夕食時、母が、娘に言ってた。
『yukaちゃんは優しいな。
うちの孫はみんな優しいな~~。』と。
yukaは、
『おばあちゃんは、私らを、ずっとみてくれてたやろ、
みんな、ちゃんと覚えてるんやぞ。
ほやで、
みんな、おばあちゃんに感謝してるんやぞ。』
と、言ってた。
かなり、男っぽい口調だけど、
yukaの、
ホントの気持ちなんだな・・と思った。
私が、優しくない分、
子どもたちが優しくしてくれてるのか・・。
それで、いいわけでは
決してないけど、
大家族の有難味・・みたいなものを感じた。
あしたは、
少し、母の行動を、暖かく見守ってみようか・・。
そんなこと、思ってたら、
あ!!
あしたは、ディサービスの日だった。。
・・・・・・
以上、
どうってことない、私の日常でした。