←まずは、全粥、嚥下2度食です。
お粥は 『うまいなあ~。』
と言ってぺロット平らげましたが・・
副食は・・・
『まずい・・』 と言って食べてくれません。。
『食べないと元気でないよ!』 と言うと・・
『ほやなー、良薬は口に苦し・・やな。』
・・と言って・・
食べるかな??と思って見てると、
スプーンの端っこにちょこっとすくって、
一口・・二口食べて、
『もう、食べた。』 で、おしまい。
もう、わがままな患者です。
でも・・・
← ← こんなんじゃ、食べる気しないですよね~。。
でもでも、嬉しいことです!!
19日ぶりにお食事開始ですもの~♪
よかったね♪ とうさん!!
きのう、『内視鏡手術』の講演会がありました。
最近の外科手術における、内視鏡手術の進歩は目覚しいものがあります。
内視鏡手術件数は、ずっと急カーブの右肩上がり!!
内視鏡手術が始まった頃に手術室にいた私は、なにか感慨深いものがあります。
当初は、ラパコレ(胆のう摘出術)くらいでしたが・・
今では、胃がん(王監督も受けましたね。)大腸がん、食道がん、肺がん、前立腺がん・・
など、進行度にもよりますが、殆どのがんの手術が内視鏡下で可能になってきました。
がんの手術を内視鏡でちゃんとできるのかしら・・?と言う疑問がありましたが、
リンパ郭清も開復術と同じように出来、術後成績も全く遜色がないようです。
メリットは、
術創が小さいこと、(美容的にもいい。)
患者の手術侵襲(負担・・)が少ないこと、
早期離床・早期回復・早期退院が出来ること。
デメリットは、
手術時間が長いこと、
治療費がやや高くなること、
手術機械が(ディスポ=使い捨て)高く、経営としてあまり利益に繋がらないこと。
私が手術を受けた2年半前は、大腸がんの手術はまだ殆どが開腹手術だった・・
今だったら、どうするかな~?
リンパ節転移が予測できる場合、開復のほうが安全かな?
D-3領域まで、完全にリンパ郭清が出来ると言うけど・・
治療成績も変わらない・・と言うけど・・
古い人間のわたしは、開腹術を選ぶかもしれないなあ~。
この講演会の司会は、我が主治医のあめちゃん♪
『内視鏡下での手術だと、手で触って組織の柔らかさを確かめることが出来ないが、
それは治療上問題にならないか?』 との質問をされていました。
世界的にも権威のある(?)その講師は、
『確かに、手で触った感触には劣るが、
間接的であってもトレーニングによりある程度の感触はつかめるようになる。』
と。。
帰りの廊下で、ばったりあめちゃんに遭遇。
色々お話しました。
『俺らはいいけどな~。
若い医者が、開腹術の経験が浅いまま、内視鏡手術に入るのはどうかな?と思うんや。』
ベテラン医師として、若手医師の指導的立場にあるあめちゃんらしい思いです・・。
また、
『内臓が、空気に触れる時間が少ない方が治療成績がいいと言う持論を持ってたが、
そのとおりの結果が出てたなー。』 とも。
更衣室の棟に来て・・階段から上がろうとしたら、
エレベーターのボタンを押してたあめちゃんが、
『こっちに乗ろうさ。』 と、誘ってくれました。
『一階だけ上がるだけですから、階段使います。』 と言うと・・
『疲れてる時は、エレベーター使ったほうがいいぞ・・。』 と。
わたし、疲れて見えたのかなあ?
で、一緒にエレベーターに乗りました~~~~~と・さ♪
きょうで今週が終わりました。
とても長かった気がします。
でも、朝・昼・夜と父の病床に行き、
日に日に回復していく様子を見れるのは嬉しいものでした。
先週・先々週のことを考えると夢のようです。
まだまだ先は長そうですが、もう大丈夫!
本当によかったな・・と思います。
皆さん、ありがとう。
明日は、夕方から当直ですが、
父の待ち人=母を病院に連れて行こうと思います。
それでは、きょうはこの辺で・・。
おやすみなさ~い
