治療の決定は誰がする・・。 | ミセス・ぽわん の “きょうもありがとう”

ミセス・ぽわん の “きょうもありがとう”

2006年6月ブログ開始。(きっかけは病気・・)
今では、Mr.Childrenのこと、家族のこと、趣味のこと、〝うちごはん”のことなど、好きな事を好きなように書いてます。
モットーは、『何が起きても、生きてればこそ!』〝今日もありがとう~”です☆”


200707202229000.jpg

今、ぼ~~っとしてたら、

ピアノの音が聴こえてきました。


Hakkaが弾いてたようです・・。


ピアノの音は、大好き。


このピアノは、

yukaとhakkaが小学1年の時から

弾いていて、

かれこれ15年くらい・・

  ・・に、なるんだなあ~。








今日の講演は、がんのチーム医療についてでした。

あめちゃんが司会をしてました。

なんだか、久しぶりにお会いした気が・・・。

やはり、受診が1ヵ月毎となると・・・疎遠になる??・・そんな感じです。


あまり、新しい話題はありませんでした。。

やはり、聞きながら、

      ナースになったり・・患者になったり・・・してました。



   ~~~~~~~~~うお座


今。。治療方針で悩んでいる方がいらっしゃいます。


お一人は、80歳の患者様。

かなり進んだがんですが、転移はしていませんでした。

体力もあり、全身状態もよく、医師からは、手術を勧められました。

根治の可能性は大。

しかし、大手術になり合併症の危険性もある。


そして、うまくいっても、QOLに問題が残りそう・・なのです。


多分、声をなくします。


その1点で、迷っておられます。

明日、セカンドオピニオンに行かれます。


『ここの先生を信頼していないわけではない。

ただ・・親戚のものが進めてくれる別の医者の意見を聞いてみたい。

その上で、決めます・・』 と。


ご自分が納得して治療を選択するには、

もう少しの情報と、考える時間が必要でしょう・・・。


ただ・・時間をかけても、自分で選択できるのだから・・ほっとします。




そして、もうひと方は・・・・末期を迎えた患者の家族のかた・・。


診断がついた時には、もう手術は出来ないまでに進行していて・・

抗がん剤治療をしても、完治は到底無理。

何もしなければ、悪化するばかりで、苦痛も増すばかり。


患者本人は、『このしこりを取って楽にしてくれ』と言います。

が、それは、抗がん剤をしてもわずかに小さくなるだけでしょう・・。


点滴しても、抜いてしまい、胃チューブも抜いてしまう。

昼夜逆転し、不穏行動も日に日に酷くなっています。

患者様は・・・認知症が、日に日に進んでいるようなのです。



栄養補給をする為に、胃ろうを考えていますが、今の状態では、

あまりに低栄養であり・・、感染兆候もあり・・で、到底無理。


奥様は悩んでおられます。


何もしないことは恐くて出来ない。

ダメであっても、1度は治療を受けさせたい。

家族はみんなその考えだと・・。


だけど、苦しむだけなら可哀想かとも思うし。。。と。


本人には、告知がされていず、(認知症ということもあり。。)

    本人の意志を聴くこともできません。

医師からは、化学療法をするかしないか・・

    ご家族で決めてくださいと言われています。



今夜、一時外泊をすることになりました。

家に帰って、見慣れた風景を見たら、

   少しは、落ち着くかも知れない・・との期待を持って・・。



治療の決定は、こういうケースの場合、とても難しいです。

(手術で治す・・と言う単純な選択肢だけの場合は・・本当に楽です。)


本来、自分で決定すべき事ですが、

悪化した状態になると・・・家族中心で選択することになる場合がある・・

患者不在での治療決定って・・・


延命だけが最善と考えるのでなく・・

せめて、苦痛の少ない・・

  その人らしい生き方が、少しでも長く出来る選択をして欲しいものです。