アジア・アメリカの古代文明 / 中国の古典文明(殷・周の成…【前半】
春秋戦国時代の社会変化 この時代、国と国が互いに争う混乱の時代でしたが、さまざまな社会変化がありました。 まず、春秋の終わりから、鉄器が使用されるようになります。 鉄器の利用によって、農業の生産性が飛躍的に向上します。また、それぞれの諸侯は互いに商工業に力をいれ、その主要な商品が鉄と塩でした。 また、この時代、貝に代わる貨幣として、刀貨、布貨、蟻鼻銭、環銭などが使われるようになり、貨幣経済が本格的に定着します。 (刀貨) 貨幣経済と共に、商工業は飛躍的に発展を遂げ、混乱した時代にも大商人が生まれるなどしました。 土地制度も変わりました。 それまで周王室の権威によって、土地はすべて公有地でしたが、王室の権威失墜と共に、土地は私有地になっていきます。土地の私有化によって大土地所有者も現れ、実力によって莫大な富を得るものも出てきました。 おわりに 以上が春秋戦国時代の進展です。混乱した世相とは裏腹に、さまざまな面で新しい発展を遂げたことは興味深いですね。 |
|||||||
|
|||||||
![]()
|
|||||||
![]()
|