ヒンドゥー哲学入門Ⅰ【目次】
概観
学派 | サーンキヤ | ヨーガ | ニヤーヤ | ヴァイシェーシカ | ミーマーンサー | パーニニの思想 | アドヴァイタ[N 1] | ヴィシシュタアドヴァイタ[N 1] | ドヴァイタ[N 1] | パーシュパタ | シヴァ・シッダーンタ | カシミール・シヴァ派 | ラセーシュヴァラ |
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発生時期 | 紀元後200年 | 紀元前2世紀[N 2] | 紀元前2世紀 | 紀元前2世紀 | 紀元前3世紀 | 紀元前6世紀 | 紀元後7世紀[N 3] | 紀元後10世紀 | 紀元後13世紀 | 紀元後2世紀 | 紀元後7世紀 | 紀元後8世紀 | 紀元後1世紀 |
思想内容による分類 | 二元論、無神論 | 精神修養 | 論理学、分析哲学 | 原子論 | 解釈学、文献学 | 言語哲学 | 一元論、不二元論 | 一元論、万有内在神論に分類される | 二元論、神学 | 有神論、精神修養 | 有神論的二元論 | 有神論的一元論、観念論 | 錬金術 |
哲学者 | カピラ、イシュヴァラクリシュナ、ヴァーチャスパティ・ミシュラ、グナラトナなど | パタンジャリ、ヤージュニャヴァルキヤ、ヴィヤーサ[N 4] | アクサパーダ・ガウタマ、ヴァートシヤーヤナ、ウダヤナ、ジャヤンタ・バッタなど | カナーダ、プラシャスタパーダ、シュリダラのニヤーヤカンダリーなど | ジャイミニ、クマーリラ・バッタ、プラバーカラなど | パーニニ、バルトリハリ、カーティヤーヤナ | ガウダパダ、アディ・シャンカラ、マドゥスーダナ・サラスヴァティー、ヴィディヤーラニヤなど | ヤムナチャリヤ、ラーマーヌジャなど | マドヴァーチャーリヤー、ジャヤティールタ、ヴィヤーサティールタ、ラガヴェンドラ・スワミ | ハラダッタチャーリヤー、ラクリシャ | サディヨジヨティ、メイカンダル、アゴラシヴァ | ヴァスグプタ、アビナヴァグプラ、ジャヤラタ | ゴーヴィンダ・バガヴァト、サルヴァジュニャ・ラーメシュバラ |
聖典 | サーンキヤ・スートラ、サーンキヤ・カーリカー、サーンキヤ・タットヴァカウムディーなど | ヨーガ・スートラ、ヨーガ・ヤージュニヴァルキヤ、サーンキヤ・プラヴァチャナ・バシヤ | ニヤーヤ・スートラ、ニヤーヤ・バーシャ、ニヤーヤ・ヴァールッティカなど | ヴァイシェーシカ・スートラパダールタ・ダルマ・サングラハ、ダシャパダールティーなど | プールヴァ・ミーマーンサー・スートラ、ミマサストラ・バーシヤムなど | ヴァーキヤパディヤー、マハーバーシヤ、ヴァールッティカカーラ | プラスターナトライー、アヴァドゥータ・ギーター、アシュターヴァクラ・ギーター、パニチャダシーなど | シッディトラヤム、シュリ・バシヤ、ヴェダルタ・サングラハ | サルヴァ・シャーストラールタ・サングラハ、タットヴァ・プラカシカ | ガナカーリカー、パニチャールタ・バーシヤディピカー、ラーシカラ・バーシヤ | シヴァ・アーガマ、シュリマト・キラン、ラウラヴァタントラ、ムリゲンドラ | ヴァスグプタのシヴァ・スートラ、タントラアロカ | ラサールナヴァ、ラサーリダヤ、ラセーシュヴァラ・シッダーンタ |
生み出した概念 | プルシャ、プラクリティ、グナ、サトカーリヤヴァーダ | ヤマ、ニヤマ、アーサナ、プラーナーヤーマ、プラティヤハラ、ダーラナー、ディヤーナ、サマーディ | プラティヤクサ、アヌマーナ、ウパマーナ、アニヤタキヤティ・ヴァーダ、ニーシュレヤサなど | パダールタ、ドラヴィア、サーマーニヤ、ヴィシェサ、サマヴァーヤ、パラマーヌ | アパウルシェヤトヴァ、アルターパッティ、アヌパラブディ、サタープラーマーニヤ・ヴァーダ | スポタ、アシュターディヤーイー | マハーヴァーキヤ、サーダナ・チャトゥスタヤ、三等級の実在 | ヒタ、アンタルヴィヤーピ、バフヴィヤーピなど | プラパチャ、ムクティ・ヨギヤ、ニティヤ・サンサリン、タモ・ヨギヤ | パシュパティ、八半旬 | チャリヤ、マントラマールガ、ロダ・シャクティ | チティ、マラ、ウパヤ、アヌッタラ、アハム、スヴァータントリヤ | パーラダ、水銀の三態 |
末路 | ヨーガに吸収される | バクティ・ヨーガ、ハタ・ヨーガ | ナヴィヤ・ニヤーヤ | ニヤーヤに併合される | ヴェーダーンタに凌駕される | 古典サンスクリット | シュッダードヴァイタ | スワミナラヤン・ヒンドゥー教 | ヴィシュヌ派 | シヴァ・バクティ | ラサヤナ |
- ^ a b c アドヴァイタ、ヴィシシュタアドヴァイタおよびドヴァイタは先行するヴェーダンタから展開しており、いずれもウパニシャッドおよびブラフマー・スートラを聖典として認める。
- ^ これはパタンジャリの活動した年代である。しかし、ヨーガはパタンジャリの生きた年代より前から存在した。
- ^ ガウダパダが活動した時期をもって発生時期とされている。
- ^ ヴィヤーサはヨーガ・スートラの注釈書「サーンキヤプラヴァチャナバーシャ」を著した(Radhankrishnan, Indian Philosophy, London, George Allen & Unwin Ltd., 1971 edition, Volume II, p. 344.)。