「せつなすぎる給食」で話題となったスコットランドの小学校の給食メニュー
2012年06月18日 ι コメント(113) ι 画像 ι 料理・健康・暮らし ι #
英スコットランド西部アーガイルに住む9歳少女、マーサ・ペインちゃんは1か月半前、空腹が満たされないまま帰宅する現状を知ってもらいたいと、給食の写真を掲載したブログを開始。小学校のせつなすぎる給食を写真に撮り、『NeverSeconds(おかわりは無しで)』と名付けたブログに投稿し始め話題となった。
ソース:Neverseconds: Martha Payne's food blog raises thousands for Malawi charity - Telegraph
「いまいち給食」ブログ、禁止騒動でいっそう人気に : AFPBB News
マーサ・ペインちゃんの通う学校では、毎日2ポンド(約250円)の費用で給食が提供されている。彼女のブログには、4月30日から6月12日にかけて、学校で出された給食の画像が掲載されている。
【NeverSeconds】
マーサ・ペインちゃんの学校の給食メニュー画像
ところが今月14日、マーサちゃんの投稿に異変が起こった。「今朝、算数の授業中に校長先生に呼び出され、校長室へ連れて行かれました。今日の新聞に記事が載ったから、もう給食の写真を撮ってはいけないと言われました。もう写真が撮れないと思うと、悲しいです。メアリーズ・ミールズのためのお金も集まらないでしょう。」
実はマーサちゃん、このブログを立ち上げた目的のひとつに、開発途上国の子どもたちに食料支援を行っている慈善団体「メアリーズ・ミールズ」のための募金集めがあったのだ。
マーサちゃん
父親によると、この「ブログに給食写真掲載禁止」決定は地元の議会によるものという。マーサさんのブログを取り上げて、学校の給食スタッフを解雇するべきと伝える新聞もあり、それが禁止令の原因のようだ。
しかし数時間後、議会はブログに対する批判を撤回せざるをえなくなった。ソーシャル・ネットワーク上で批判の大旋風が巻き起こったからだ。ついには「本議会は検閲などしない」と声明を発表しなければ収まらなくなった。
この騒動でマーサちゃんのブログの訪問者はかえって増え、340万人を超えた。ブログの募金コーナーで15日午後5時までに集まった額は、マーサちゃんが考えていた目標額7000ポンド(約85万円)を大きく超え、3万7000ポンド(約458万円)を達成したそうだ。