モスピーダⅡ艦艇メカ人類火星側 | V:理衒C2WkWk纒人工地震津波核予報
登場メカ
地球(火星)人側
艦艇
装甲降下艇 ホリゾント(Horizon-T)
第二次地球奪還作戦に投入される強攻降下用装甲艇。
火星(マルスベース基地)から地球までは宇宙空母「イカズチ」に牽引されてきた。両舷にあるコンテナ下部にレギオス+トレッド(分隊指揮官機)を一機ずつ懸架可能で、パイロットを搭乗させる機構もある。
実質はモスピーダ等のアーマーサイクルや兵員を地上に送り込むための降下専用艇でしかなく、その大気圏突破 能力や船体構造強度にも不安がある。インビットの地球大気圏 上層部への細工を施した罠[5] に落ち、そのほとんどが異常大気及び異常加速度により燃え尽きて全滅した。第三次奪還作戦ではHBT(ロボテック版ではProtoculture )の反応を抑えるステルス 仕様のダークタイプ(同じくロボテック版では「シャドウ」型、Horizon-V)も参加している。
高速輸送艦 ガーフィッシュ
第一次〜第三次地球奪還作戦に投入される高速輸送艦。海外版ロボテックでは高速軽巡洋艦に分類されており、同作内では主砲を持たない同型の艦体下部に、大型の格納庫を装備した遠距離高速輸送艦型(ロボテックではマラソン(Marathon)級)もある。艦底部に3機ずつレギオスを収納するコンテナ 式の格納庫を3つ持つ。第三次ではダークタイプも参戦する。
このクラスは地球奪還作戦のための強行突入用輸送艦としての性格が強く、武装は左右の船体スリット(合計六ヶ所)から発射されるミサイルと、艦底部コンテナの前に3連装ビーム砲塔が1基あるのみ。このため後方からはもちろん、上部からの攻撃にも弱いが、ロボテック版では幾らか改善されているらしい。
大気圏内に直接降下し、重力下での航行も可能である。第18話では第一次降下部隊所属の本艦が、インビットの中継タワーに自爆特攻を敢行する。
ロボテックでは仕様により、斥候艦(Scout Cruiser)または軽巡洋艦(Light Cruiser)及び強襲輸送艦(Assault Transport)に区分され、「ロボテック:シャドウ・クロニクル」(Robotech:The Shadow Chronicles)にもCGとなって登場、船体強度の低下を忍んでゼントラーディ軍の艦艇 のように艦体自体が上下に割れて大型シンクロトロン 砲を発射する新機構が加わった。
宇宙空母 イカヅチ
大型の宇宙空母 。第二次降下作戦参加艦から登場した艦種で、各部コンテナに24機ずつ、計140機近い「レギオス」可変戦闘機 を搭載できる。同型艦多数。三連装ビーム砲塔を各所に装備していて火力も高い。ただし、上甲板の砲塔8基中5基は艦橋構造物が邪魔で右舷方向を攻撃できない。ガーフィッシュ級同様にダークタイプも存在する。
ロボテックでも同様に("Ikazuchi" / 「雷 」)級は大型(または重)巡洋艦(Large Cruiser)に分類され、「ロボテック:シャドウ・クロニクル 」にもCGとなって登場する。
イズモ級旗艦
第三次地球奪還作戦の艦隊旗艦。Neutron-S(S型中性子 )ミサイルをはじめ、戦略級の兵器を格納可能な他、強力な力場シールドや多数の艦載機を格納している。建造費用があまりに高額なため、2044年の現時点では1番艦 、かつ旗艦 でもある「イズモ」1艦しか建造されていない。
ロボテックではSDF-4(マクロスと同じ『超時空要塞』に区分)の艦籍番号を持ち、同じく「ロボテック:シャドウ・クロニクル」(「影の年代記」)にCGとなって登場し、艦級名称も 遠征艦隊軍 (UEEF)の旗艦「リベレーター」("Liberator")級 と改称されている。
荷電粒子 ミサイル
爆発と同時に大量の荷電粒子を周囲に撒き散らし、1発で地球規模の惑星の大半を破壊出来るという、核兵器 以上の破壊力を持った第三次奪還軍の最終兵器。キノコ型で傘が本体、軸がブースターの二段式超大型ミサイルである。本編では、地球に居座るインビットを地上に残る人類ごと巻き添えにしてでも滅ぼすために艦隊から複数発射されたが、インビット女王レフレスの力で中和・消去された。
『ロボテック:シャドウ・クロニクル』では、S型中性子 超時空戦略 核ミサイル ("Neutron S Type Super Dimensional Strategic Nuclear Missile")と呼ばれ、このミサイルやシンクロ・キャノンの技術提供元の異星人「ハイドニット」("Haydonites")に重要な秘密が隠されており、伏線となっている。
ガンボート
第16話に登場。南米の海軍基地跡に遺棄されていた砲艦。パナマ地峡を経由せず、海路北アメリカに渡るために再整備され、スティック一行の足となった。劇中では艇首に速射砲を持つ大型のAタイプ一隻と、囮として無線操縦される小型のBタイプ二隻が登場し、どちらも多連装ミサイルランチャーで武装している。
航空・宇宙機
可変戦闘機 レギオス
第2次地球奪還軍の主力兵器。第1次地球奪還軍に配備されていた可変戦闘機『コンドル』の発展機で、第1次奪還軍が全滅しているため徹底的に能力の強化が図られ性能は段違いにアップしている。単独大気圏突入能力を持ち、機体中央後(アーモソルジャー時の股間)ベクタードノズル部をドッキングコネクタにしてトレッドを接続することで大気圏離脱も可能になる。戦闘機形態のアーモファイター、中間形態のアーモダイバー、人型形態のアーモソルジャーに変形可能。VTOL機(垂直離着陸機 )のためファイター形態でも滑走路が不要であり、あらゆる局面でインビットとの交戦が可能な万能の機体である。
コンドルと操縦・制御系統が近似しており、同系のコンバートで地球に降下したイエローと整備兵だったジムはともかく、まともな訓練を受けていないレイやフーケにも扱えるような初心者用[41] と、熟達した操縦士であるジョナサンのような歴戦の勇士が扱う際の熟練者用の、二つの操作性を持ち合わせる多機能の操縦補助機能を持つ。なお、操縦士の対G機能は全てライドスーツがまかなう。
レギオス・エータ(AFC-01Η):指揮官用で機体色は青。本編ではほぼ一貫してスティック専用機であり、一行がイオタやゼータも手に入れた後は編隊長機として活躍する。
レギオス・イオタ(AFC-01Ι):一般用で機体色は緑。本編では主にレイが搭乗するが、イエローが搭乗することもある。非戦闘時にはジムが操縦することもある。
レギオス・ゼータ(AFC-01Ζ):大気圏内での飛行能力強化型で機体色は赤。プラモデル等のデカールではジュピターベース所属機となっている。本編では主にフーケが搭乗。
レギオスアーモソルジャー時の性能諸元
全高:8.75m、全幅:4.3m、全備重量:16.70t、主エンジン出力:1840shp×2、副エンジン:最大推力4,800kg×4、最大走行速度:120km/h、武装:内蔵ミサイル最大96発(小型ミサイルが肩部に4×2×2、腕部に5×4×2。脚部に5×4×2。)、手持式80mmビームキャノン×1(2)、ビーム砲×2(機首)
HBTは1ケース(可変装着バイクなどの個人装備と違い、可変戦闘機などの航空機はより大型の3号缶(大型航空機の標準規格)を4本で1パック)単位で交換する。第5話等でこの様子を見る事が出来る。
海外ロボテック版ではF/A-18 ホーネット の例にならいベリテック("VERITECH") (可変工学とロボット工学統合技術)による「可変戦闘攻撃機」として接頭記号 VFA-6 (Η,Ι,Ζ)の他に 後述の支援機「トレッド」(ベータ)との連携システム名称として「アルファ・ファイター」("Alpha (α) Fighter")の別名を持つ。
詳細は「
ベリテック#使用例 」を参照
無人レギオス
第11話に登場。無線による遠隔操縦機でドガーボのコレクション。無人機でありコクピットは外板で覆われており、エータ、イオタ、ゼータの三種類を揃えていた。ドガーボの遠隔操作により囮(おとり)機として使用され全損失した。ロボテック版では "VQ-6 Vandal"。
AFC-01X ダーク・レギオス
23話から登場(正確にはシノブが持ってきたビデオ映像で映される)。その名の通り暗いグレーで塗装された第三次地球奪還軍の主力。HBT反応の機外への放出が抑えられ、インビットに探知されにくくなったステルス 機である。有人機と無人機の二種があり、有人機の方は第三次降下作戦開始前に先発隊の何機かが地球に降下し、第二次降下作戦の残存兵達と共にレフレックス・ポイントの攻撃に参加。マニピュレーター は三本爪型に簡略化され、マルスベース開発のレフレックス・ポイントのシールドを破れるシンクロトロン砲を搭載する。本編では「ダーク・レギオス」と呼ばれるが、設定書の段階では「ブラック・レギオス」だった。
シンクロトロン砲はアーモソルジャー時には担ぐ形で使用。頭部はエータのような形状に、イオタのような単眼カメラとなっているが、イオタが四角なのに対し、こちらは円形という違いがある。同色のトレッドもあるが、こちらは単体での運用活躍シーンは無い。
最終回に登場した無人機の方は、ドガーボ・ジュニアの遠隔操作レベルの無人レギオスとは一線を画し、『マクロスシリーズ』に登場する無人戦闘機ゴースト (マクロスシリーズ) (2040年代以降)のように完全に『AI(人工知能 )』によって制御され、自らの判断で敵を認識・攻撃を行う「戦闘機型オートマトン 」である。しかもこのAIは極めて攻撃的に設定されており、ひとたび敵と判断すればインビットと地球軍の別無くあらゆる兵器を攻撃目標とするため、この無人ダーク・レギオスの投入は、まさに死なば諸共の最終決戦であることを意味する。だがそれでも荷電粒子ミサイルを発射しないための最後の手段である。有人機との違いは頭部とコックピットが廃され、キャノピーに当たる構造物の前部がオレンジ色のカメラアイとなっている。
海外ロボテック 版の正式名称は「VFA-6X シャドウ・ファイター」"Shadow Fighter"。こちらでは武装が"Disruptor cannon"(破壊砲)で、HBTではなく、プロトカルチャー(資源) の放出を抑えるという設定になっている。
これはこの世界が「マクロス・サーガ」の世界とつながっており、日本の『超時空要塞マクロス 』における監察宇宙軍 」のオーバーテクノロジー に相当するものが Robotechnology であり、「プロトカルチャー(資源)」のエネルギーを動力源にしているためである。
「無人ダーク・レギオス」の海外ロボテック版正式名称は「次世代ステルス ・アルファ・ベリテック 自律無人機」 "VQ-6X アサヴァン (ASAVAN) Veritech Shadow Drone"。
可変戦闘支援機 トレッド (AB-01)
レギオスの支援機でアーモボンバーと呼ばれる爆撃機。
レギオスと同様に、航空機形態のアーモボンバー、中間形態のアーモダイバー、人型形態のアーモソルジャーの3形態に変形できる。強力なレーザーカノンやミサイルを装備しており、レギオスに対して機動力より攻撃力に特化した重武装の機体である。作品内では主にレギオス・エータの後部に合体し、高出力のエンジンはレギオスのそれを凌駕し、ブースターとして運用されている。第1話ではスティックの部下他のレギオス・イオタと接続された、イオタと同色塗装のトレッドが多数登場しているが、ゼータカラーは未登場。第二次降下作戦のために開発された最新兵器であり、第一次降下作戦参加のイエローとジムは当初、本機の存在さえ知らなかった。
レギオスとの主接続部は機体中央下(アーモダイバー時の股間)部に位置するドッキングボルト。これを展開伸長して行い、レギオス接続時でもトレッド側の内蔵ミサイル、バルカン砲、レーザーボンブランチャー及びナパーム弾が共通使用出来る。不要になったトレッドの強制排除も可能だが(第1話)、トレッド側のパイロットが確保可能なら空中での分離運用も行える(第23話)。両機が空中や地上で合体接続が可能なのは、第16話で確認できる。このドッキングボルトは前部降着装置を格納している部位でもある。
レギオスは、トレッドとドッキングした状態でアーモソルジャーへの変形が可能で、劇中では通称「アタッキング・フォーメーション」(強攻形態)と呼称され、変形後の背面にトレッドをドッキングさせた時のレギオスの機動力が飛躍的に高まるが、変形前・後共にトレッドはアーモボンバー形態であることが前提で、この強攻形態は、第1話における第二次降下作戦時の宇宙空間での戦闘場面でしか描写されなかった。
機体容積がレギオスより大型の分、武装はレギオスを上回り、内蔵ミサイル最大48発。腕に三連装レーザーカノン×2。背部に三連装レーザーボンブランチャー×2。機首にバルカン砲×3(ボンバー時のみ)。更に爆弾倉へナパーム弾を最大72発搭載可能。なお、第23話でミントやアイシャが乗っていたのはこの爆弾倉であり、設定書には「本来、人が乗るべき所ではない」との注釈がある。第16話で海を渡る際にはジープを解体して積み込んだ。
地上での初登場の第10話では、レギオスとトレッドの操縦席には操作説明書が一冊づつ常備されている事がわかる。同話ではレイとフーケが各々説明書と首っ引きで操縦して奮闘する場面が見られる。
インビット最強進化型であるゴース(バットラー機、ファイド機他)相手に、撃墜もしくはそれに近い致命的ダメージを与えているのは主役機であるレギオス(第24話で一応量産機を倒している)より、本機である印象が強い。
第10話で、追加レギオスと共にトレッドも手に入り、ジムの台詞だと「発見した」のは2機だったのがその後1機だけになっていた。結果的に持ち出せなかったもう1機は、レイが同話で初操縦してグラブを撃退したもののそのまま沈没艦に激突して壊れてしまった機体の可能性がある。
海外ロボテック版では可変・戦闘爆撃機に分類され、正式名称は日本原作とほぼ同じ (βファイターボマー こと)「VFB-9 トレッド」("Beta Fighter Bomber / TRead booster")である。ベータ(β)という命名は「レギオス」をアルファ(α)と分類した上でのシステム名称であり、「トレッド」は、"TRans-EArth Deployment"(和訳:地球圏/宇宙空間両用・双方向接続・支援[システム])から頭文字と接続文字を採ってつなげたものである。
詳細は「
ベリテック#使用例 」を参照
派生型として 電子戦機 (Electric Warfare) である VE-12 ストーカー ("Stalker")もある。なお、海外ロボテック設定では可変航空機の人型形態は全て「バトロイド」に名称が統一されており「トレッドのバトロイド」は各型で頭部が異なる。
可変戦闘爆撃機 コンドル (VFB-05)
回想場面にのみ登場した、第一次降下部隊の可変戦闘爆撃機 。設定上ではアーモファイターとアーモソルジャーの二形態に可変する。ただし、ファイター時の設定書はなく、近年になってロボテックファンダム 界で準公式とも言うべきファイター形態の設定画が描かれた。大型の携帯武装一丁と背部に三連装ミサイルポッド×3を装備する。可変戦闘機 というよりは「飛行形態を採れる」人型戦車 [50] とでもいうべき性能で、操縦性や大気圏内の飛行特性は劣悪で、本機の反省を経てレギオス+トレッドのシステムが開発されたという経緯がある。
降下軽戦闘機 コンバート (AF-03)
コンドルと同じく、第一次降下部隊が用いた戦闘機。ミサイル4発を翼下のパイロンに搭載。かつてのイエローの愛機として、回想場面に登場。なお、、2013年7月23日に米国本土で発売されたイエローのミュージック・ビデオ「ロボテック:愛・生・希望 」(Robotech: Love Live Alive ) の米国独自の映像新作部分のフィルムでは、宇宙戦闘機 / 航空宇宙迎撃機を意味する S pace F ighter / interceptor, A erospace の頭文字を採用した形式番号を用いてSFA-5 Conbat / Convart(別名 "Bat")、重火力・戦闘爆撃機 (Heavy Ordnance Strike Fighter)に区分され、主役級 の機体として登場している。
寸法:全長 17.10m 翼幅:9.70m(最大)/9.50m(大気圏再突入 時) 全高:4.10m 乾燥重量 (Dry weight ) 12.90 t
武装:前方固定粒子ビーム 砲×2門、4箇所の内翼下固定ハードポイントに多種多様な任務に応じた重量級爆弾またはミサイル類。
地上車輛・その他
レニーボーイのサイドカー
第21話に登場したチョッパータイプのサイドカー。軍人狩りを行う殺し屋レニーボーイの愛車で、側車はミサイルポッドになっている。レイの弁ではモスピーダと同様にHBTエネルギーを使っている模様。
自走シンクロトロン砲
第23話に登場したマルスベースの新兵器。ホバー式に浮上走行可能な自走砲 。その威力は一撃でガーモ級の重バトルウォーマーを、数機まとめて破壊するほど。インビットの手に渡らぬように、レイが数回使用した後に自爆させた。ロボテック版では米陸軍の試作火砲の接頭記号"Y"にならい YMH-10 Self-Propelled 'Synchro' Cannon (YMH-10 自走シンクロトロン (円形粒子加速器)・カノン砲 の意味)という制式名称。
個人用装備
アーマーバイク / ライドアーマー
第一次より第三次まで計三度決行された全ての地球奪還作戦に掛けて、地球降下部隊が着用するパイロット・スーツ(耐G服) と装甲を兼ねた専用「騎乗服(ライドスーツ)」に合わせて開発された、膝から上の上半身に装着される「装甲及び機動倍力ユニット」である。第1次地球降下作戦の行なわれた西暦2080年当時には、すでに第1世代車輌である「ブロウスーペリア」と『バートレー」が開発されていた。効率のよい長距離移動用としてのバイク形態の他、可変戦闘機 「レギオス」に脱出ユニットとして格納するため、小さく折り畳んだ収納形態も存在する。
一般には「オートバイが変形して、パワードスーツになる」と表現されることが多いが、実際には膝から下は元来、着用しているライドスーツである。スーツの型番は男性用がCVR-3M(Male)、女性用はCVR-3F(Female)。スーツにある12か所のコネクターでライドアーマーのカプラーと接合して自重を支えているため、ライドスーツ着用状態でなければ、ライドアーマーは変形装着不可能。CVR-3Mは脹脛以降が伸長、CVR-3Fは脹脛以降が展開と伸長をしてライドアーマーの高出力を支える。専用ライドスーツは前腕用・胸肩部用・腰部用・上脚用・下脚用の装甲とヘルメットで構成され、車体後方に追加装備可能な三個の専用コンテナ内に分解して収納される。なお、太腿の装甲はライドスーツ上脚用のものであり、ここのみカプラがなく、アンダーアーマーとしては一切ライドアーマーと接続していない。
有重力下での高跳躍やホバリング、低速とはいえ推進飛行も可能であり、短距離だがアフターバーナー [56] による急加速機能も併せ持つなど機動性に優れる。装甲はインビットのバトルウォーマーのパワーと火力の前では「生身よりは多少マシ」と言えるほど脆弱で直撃には耐えられず、格闘戦など望むべくもない。個人用携行機動兵器としての限界から、攻撃を受けるよりは回避しながら反撃を行う戦術 が正攻法である。その戦闘力は、ガーモ以上の規模のバトル・ウォーマーに対しては直撃しても弾かれる場合が多く、撃破は至難の技とはいえ(第19話 ほか)、実際にはイーガーやグラブであれば接近戦で先の機動力を活かし、急所を突くことで火器の装弾数分だけ撃破することが可能であり、この規模のインビット・バトル・ウォーマーにとってはレギオスやトレッドにさえ劣らない驚異的な兵器である(正規の訓練を受けた熟練者が装着した場合の話である)。
HBTはタンク後部に標準4号缶1缶を丸々差し込んで使用する。この部位はデザインモチーフの原型となったスズキ・カタナ のチョーク弁ハンドルの部位でもある。
アーマーサイクルは海外ロボテック 版では 「サイクロン」("Cyclone")、あるいは"VR"こと、「ベリテック 」ライダー・シリーズ(Veritech Rider series)という名前で知られ、VF-1 バルキリー を可変戦闘機 の総称とする例にならった「サイクロン・システム」(Cyclone system)という「一般名称」も設定された。
詳細は「
ベリテック#使用例 」を参照
数多くの派生型(バリエーション)があると推測される。劇中登場したものは以下の5種類である。
第1世代車輌 バートレー(VR-038L "Bartley")
劇中ではフーケが使用する。第2世代のモスピーダより性能は旧式。武装はオートバズーカ (実体弾/ビーム兼用型)1門のみである。元来第一次降下作戦に参加した瀕死の女性兵士から形見に贈られたものであり、オートバズーカが制式火器なのかは不明。女性用として開発されており、体格がフーケに合わせて調整されているため、他のメンバーは男女を問わず装着できない。
アーマーバイク形態時性能諸元
全長:2,050mm、乾燥重量:140kg、最大巡航速度:200km/h、走行距離 約300km、燃料:HBT 4号 標準規格筒 1本
ライドアーマー形態時性能諸元
全高:2,050mm、最大跳躍高度: 約100m、最大走行速度:66km/h、ロケット最大推力 250kg ×2、駆動モーター×8、連続作動時間:約20分
エンジン - HBT セラミック タービン・エンジン 83HP / 14,500rpm
第1世代車輌 ブロウスーペリア(VR-041H "Saber")
041型は両胸部分に6連装ミサイルポッド×2、両腕には高周波ブレード (設定書では「高周波サーベル」と表記されている)を装備した重攻撃型。この装備がイエローの父の影響による独自改造(カスタムメイド)的なものかどうかは不明。第1次地球降下作戦時に使用されていたライドアーマーで、男性用として開発されている。武装以外の性能等はバートレーと同等である。イエローがインビットの襲撃を逃れる為に周囲から気付かれないように隠し持っていた。
アーマーバイク形態時性能諸元
全長:2,050mm、乾燥重量:140kg、最大巡航速度:200km/h、走行距離 約300km、燃料:HBT 4号 標準規格筒 1本
ライドアーマー形態時性能諸元
全高:2,050mm、最大跳躍高度:約100m、最大走行速度:65km/h、ロケット最大推力 250kg ×2、駆動モーター×8、連続作動時間:約22 分
エンジン - HBT セラミック タービン・エンジン 88HP / 15,000rpm
第2世代車輌 モスピーダ(VR-052F/T "Battler" あるいは VR-055 "Devastator")
第2世代のアーマーバイク / ライドアーマー。M ilitary O peration S oldier P rotect E mergency A viation D ive A uto(軍事作戦用兵士防御型・緊急時飛行体系降下車両)のイニシャルから作品タイトルにもなっている「モスピーダ」と俗称される。第一次降下作戦時のライドアーマーより機能面の改善および軽量化がされているため、性能がややアップしている。指揮官用のF型は、両腕に使い捨て式のミサイル2本を収めたミサイルポッドを1組として左右で2基(計4発分、次発装填分無し)装備している。ミサイルは「グラブ」級までの大抵のバトルウォーマーを撃破出来る破壊力を有するが、4発を撃ち尽くしてしまうと丸腰になる致命的な欠点がある。またカウリングに60mmビームキャノンを装備可能。作中ではスティックが8話から使用。
レイが使用していたT型はミサイルポッドがないが、40mmビーム機銃を装備。バイク形態でも射撃が可能。一般兵用と設定されていた。
武装以外の性能はF/T各型共通である。
アーマーバイク形態時性能諸元
全長:2,050mm、乾燥重量:132kg、最大巡航速度:220km/h、燃料:HBT 4号 標準規格筒 1本
ライドアーマー形態時性能諸元
全高:2,050mm、最大跳躍高度:約100m、最大走行速度:80km/h、ロケット最大推力 250kg ×2、駆動モーター×8、連続作動時間:約30分
エンジン - HBT セラミック タービン・エンジン 98HP / 16,000rpm
なお第1話では、スティックが墜落破損したレギオスから格納状態のモスピーダを降ろす場面や、レイが墜落したホリゾントの格納庫からアーマーバイク形態のモスピーダを持ち上げて引っ張り出すシーンなど、設定重量より遥かに軽量と思しき描写が散見される。
モデルは、SUZUKI GSX1100S 刀(カタナ) 。上述の通り開発にはジョナサン・ウルフその他の火星マルス・ベース所属軍人が関わり、広告塔として従軍記者H・カキヌマが利用された先に挙げた誌上レポート記事内で言及された。この際、当初ジョナサンから右ハンドル奥のレバーには「触れないように。」という一言の注意のみを受けているが、専用ライディングスーツの着用は認可されている。その為にカキヌマは専用スーツ(すなわちライドスーツ)を着装してモスピーダを操縦、弾みでライドアーマーにもなっている。
第3世代車輌 ダークモスピーダ(VR-101P "Shadow Dancer")
作品終盤で登場。インビットが HBT に反応して攻撃を行なうため HBT 反応の出ない第3世代のステルスタイプ。第3次地球降下作戦で投入される。最終回ではイエローのコンサートへ向かうソルジィも使用していた。なお、第23話ではシノブ・タケウチがダークバートレーに搭乗し、その車体のカウリングにはバズーカ砲に代えて、カメラを装備する。
スペック不明
ロボテック版での名称は VR-101P シャドウ・ダンサー ("Shadow Dancer")。シャドウ・クロニクル時代には完全新設計の発展型 VR-057「スーパーサイクロン」("Veritech Super Cyclone") も登場している。
ビームガン
スティックたちが護身用に携行している火星 コロニー軍制式の粒子ビーム 式拳銃 &小銃 切替式の統合個人用携帯小火器 システム。
第一次降下部隊のジョナサン少佐 やフランキ軍曹 が使用した旧型と違い、銃床 (ストック)と消音器(サプレッサー )状の射程距離延長のための長銃身アタッチメントを付けることでライフル銃として運用することが出来る新型である。
パワーオンの状態では、インビット に HBT エネルギー反応を探知されてしまう。
ロボテック版では火星コロニーの寡占複合企業であるマーズ・ギャラント(" Mars Gallant ")社製造の" H-90 Particle Beam Gun System "(H-90 粒子銃システム)と設定された。
ジープ
軍用小型四輪駆動車。グリーンに塗られたジムの愛車で、主にミントやアイシャといった非戦闘員を同乗させていた。他に予備の燃料弾薬や補修工具、食料などを搭載する、地味ながらスティック一行にはなくてはならない支援車両であり、一行がレフレックス・ポイントに到達出来たのも「この車輛あってこそ」と言っても過言ではない。
サイズの割りにかなりの馬力を持っていて、雪山ではレギオス三機とトレッドを牽引している描写がある。オープントップだが車体には幌を張れる。一見、非武装であるがボンネット正面にビームガン 1丁を固定装備し、レフレックスポイントでの決戦時では、荷台に埋め込んでいたミサイルランチャーを展開して戦闘を行った。第7話では大型対物ライフル も使用している。
ロボテック版での名称は " All-Terrain Squad Support Vehicles M-304 Jeep " (M-304 四輪駆動車 / ジープ ・全地形踏破分隊支援車輌)
なお、ジムは登場当初、これとは別に黄土色の六輪大型ジープを愛車にしていたが、同車は軍人狩りにあって遺棄されている。
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