装甲車両

戦車

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数 注釈
74式戦車 ナナヨン
※74TK
74式戦車 (8465384154).jpg
JGSDF Type74 tank 20120527-01.JPG
873
保有数 250
装備の完全国産化を目指し開発された戦後二代目の国産戦車

順次退役が始まっており、これまでに多くの車輌が退役した。
ドーザープレート装備型などの他、パッシブ式赤外線暗視装置の装備他の近代化改修を施した「74式戦車(G)(74式戦車改)」(画像下)が制式化されているが、改修が施されたものは試作1両+生産4両の計5両に留まる。

90式戦車 キュウマル[51]
※90TK
90式戦車 (8464287207).jpg 341 戦後三代目の国産戦車。

北部方面隊を中心に配備部隊は限定されている。

10式戦車 ヒトマル
※10TK
JGSDF Type10 tank 20120527-08.JPG 82
保有数 71
陸上自衛隊の最新鋭戦車。C4I搭載。

平成23年度より順次部隊配備されている。

退役

戦車

装甲車

装軌装甲車

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数 注釈
73式装甲車 ※73APC、APC 73式装甲車 (8464190727).jpg 338 60式装甲車に次いで開発された装甲兵員輸送車

シャーシは多くの派生車両に流用されている。

89式装甲戦闘車 ライトタイガー
※89FV、FV
89式装甲戦闘車 (8464183259).jpg 68 陸上自衛隊の装備する唯一の歩兵戦闘車

北部方面隊富士教導団にのみ配備されている。

水陸両用車(AAV7)   Avv7-Japan.jpg 6(参考品調達数)
52(26中期防調達予定数)
水陸機動団に配備される予定の水陸両用車。正確な車種名は「AAV7A1 RAM/RS」。

「AAVP7A1 RAM/RS」(人員輸送車型)、「AAVC7A1 RAM/RS」(指揮車型)、「AAVR7A1 RAM/RS」(回収車型)の3タイプがある。
参考品として平成25年度予算で人員輸送車型4両、平成26年度予算で指揮車型1両と回収車型1両を調達。
また、参考品とは別に26中期防で52両の本格導入を予定している。

退役

装軌装甲車

装輪装甲車

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数 注釈
82式指揮通信車 コマンダー
※CCV、シキツウ
JGSDF Type82 Command Communication Vehicle 20120429-01.JPG 231 戦後初の国産装輪装甲車普通科機甲科特科他で本部指揮車として使用。

富士教導団隷下部隊より96式装輪装甲車による更新が開始されている。

87式偵察警戒車 ブラックアイ
※RCV
Japanese - Type 87 Scout - 5.jpg 111 82式指揮通信車の派生型。発煙弾発射機の異なる前期型と後期型が存在する。

前期型は順次後期型に改修されている。

96式装輪装甲車 クーガー
※WAPC
96式装輪装甲車 (8464171563).jpg
JGSDF Type96 APC 20120429-02.JPG
JGSDF APC Type 96 20120108-03.jpg
389 96式40mm自動てき弾銃を装備した「A型」(画像上)と、12.7mm重機関銃M2を装備した「B型」(画像中)の二種類が存在する。

派生型に海外派遣仕様として装甲を追加したII型(画像下)がある。

軽装甲機動車 ライトアーマー
※LAV(ラブ)、ケイキ
JGSDF Light Armored vehicle 20120429-01.JPG 1,818 2001年度より調達開始。海外派遣仕様を始め、異なる複数の仕様がある。

航空自衛隊でも警備車両として導入され、現在、戦後最も生産された国産装甲車両となっている。

輸送防護車   Bushmaster-Japan.png 4 在外邦人等輸送用に平成25年度補正予算で初めて調達された歩兵機動車
調達情報にはタレス・オーストラリア社製のブッシュマスターであることが記載されている。
宇都宮駐屯地に駐屯している中央即応連隊に配備。
化学防護車 ※CRV、化防車 JGSDF Chemical Reconnaissance Vehicle 02.jpg 約30 82式指揮通信車の派生型。1987年制式採用。

装備と細部が改修されたB型も存在する。

NBC偵察車 ※NBC RV[55] JGSDF NBC reconnaissance vehicle 20120610-04.JPG 19
約50(調達予定総数)
化学防護車および生物偵察車の後継装備。2010年度より装備開始。

1両でNBC(核/生物/化学兵器)兵器汚染状況に対応可能。

16式機動戦闘車 ※MCV[55] Maneuver Combat Vehicle 08.jpg 99(26中期防調達予定数) いわゆる「装輪戦車」として有事の際に迅速な展開能力を持つ戦闘車両として開発。

2015年度に開発完了、2016年度(平成28年)より装備開始。

装輪装甲車 (改) ※IWAPC Sourinsoukoushakai 04.jpg   96式WAPCの後継として開発。

2014年から2016年にかけて試作が、2016年から2018年の間に各種技術・実用試験が行われる予定。
標準型(人員輸送ユニット)の他に通信支援型(通信ユニット)、施設支援型(施設ユニット)の派生型が開発される計画である

退役

装輪装甲車

自走砲

自走無反動砲

退役

自走無反動砲

自走迫撃砲

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数 注釈
96式自走120mm迫撃砲 ゴッドハンマー
※120MSP、自走RT
JGSDF Type96 120M(SP).jpg 24 73式けん引車などと共通の車体に120mm迫撃砲を搭載したもの。

退役

自走迫撃砲

自走りゅう弾砲

  • 自走りゅう弾砲の“榴”が平仮名なのは常用漢字の制限による。
名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数 注釈
203mm自走りゅう弾砲 サンダーボルト
※20りゅう、203SP
203mm自走榴弾砲 H22富士総合火力演習・前段 026 R 装備 162.jpg 91 1984年配備開始。

ライセンス取得による国産だが砲身のみは米国からの有償供与。

99式自走155mmりゅう弾砲 ロングノーズ
99HSP
※新SP、新15りゅう 他
99式自走155mmりゅう弾砲 R 富士総合火力演習・そうかえん 86.jpg 129[57] 75式自走155mmりゅう弾砲の後継として開発された長砲身・長射程の自走砲。

射撃や装填の自動化が進みデータリンク装置を始めとした高度な砲兵システムに対応している。

装輪155mmりゅう弾砲 ※火力戦闘車     155mmりゅう弾砲FH70の後継として開発中の装輪式自走砲。

高度ネットワーク化された砲兵システム下での運用を前提とし、重装輪回収車と共通の車体に99式自走155mmりゅう弾砲と共通の砲を搭載した車両となる予定。
開発作業は平成30年度(2018年度)まで継続される予定となっている。
なお、計画時の「火力戦闘車」から“装輪155mmりゅう弾砲”に名称が変更されている

退役

自走りゅう弾砲

自走ロケット弾発射機

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数 注釈
多連装ロケットシステム 自走発射機 M270 MLRS マルス
※新多連装、MLRS
多連装ロケットシステム 自走発射機M270008b 装備 167.jpg 99 システム全体は発射機、弾薬車、指揮装置で構成される。1992年より導入。

M31ロケット弾の運用を可能にするための改修が進められている。

退役

自走ロケット弾発射機

自走高射機関砲

名称 愛称(※は部隊内通称) 画像 調達数 注釈
87式自走高射機関砲 スカイシューター
※87AW、ガンタンク、ハエ叩き 他
87式自走高射機関砲 (8465371024).jpg 52 74式戦車の発展型の車体に35mm連装機関砲レーダーを装備した砲塔を搭載した戦後初の国産自走高射機関砲

退役

自走高射機関砲